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Windows Developer Preview (Windows 8) を使ってみる。

みむらです。

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Windows Metro Style Apps Developer Downloads
( http://msdn.microsoft.com/en-us/windows/apps/br229516 )

WIndows 8 の Windows Developer Preview が公開されました。

というわけで、使ってみた感想をば。

 

今回は、ノートPC (SONY VAIO VGN-SZ93NS) にインストールして実験しました。

CPU : Intel Core 2 Duo T7600 (2.33Ghz)
Mem : 4GB (SO-DIMM DDR2)
HDD : 256GB / 5400rpm

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特徴的なのはこの Start Screen ですかね。
ログインするとこの画面に遷移します。 スタートボタンを押しても同様。

Windows Phone 7 に似てるね!

Start Screen 上のプログラムは、WinRT というAPI群で作成でき、
C / C++ / C# でも開発できますが、
HTML5 + Javascript でも開発可能です。Web 屋さんどうでしょう。

 

Metro UI 上のアプリケーションは全て最大化されて実行されます。

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Internet Explorer を立ち上げた図。
もちろん、デスクトップから立ち上げた場合はこの画面ではないのですが、
Metro UI 上なので、最大化されて表示されます。

まさしく Windows Phone 7 のIE を引き延ばしたような感じ。

 

コントロールパネル:

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Start Screen の中の「Desktop」をクリックすると、Windows のデスクトップを表示することが可能です。

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スタートボタンを押すと、先ほどの Start Screen に遷移してしまうので、
もしかするとタスクバーによく使うアプリケーションを配置しておくといいのかもしれません。

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画面左下にマウスを持って行きますと、このようなメニューが表示されます。
そこの Settings を選ぶと、

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このように、サイドバーのようにメニューが表示されます。
シャットダウンや画面の明るさ、音量などは、この画面からさくっと変更できます。
(従来通り、通知領域から設定を変更することも可能です。)

そして、気になるのがエクスプローラのリボン表示。

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リボンを表示させるとこのような状態になります。

コンピュータを初めて使う方には、こういうメニューで選べるのは有り難いですが、
操作に慣れている人は画面を広げたいと思うもの。

このリボンを最小化すると、
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このようになります。個人的には、戻る、進む、上のフォルダへ行く、あとフォルダパスが表示されているので、
これでいいんじゃないかなと思ってみたり。 (現に Microsoft の Keynote では、最小化した状態でプレゼンしてました)

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リボンはまぁ、言うまでもなく、こいつの影響をうけてますよね・・w

 

ファイルコピーや削除時のダイアログも変化しています。

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コピー前に、処理時間の計算が無くなったからなのか、すぐにコピーが開始されます。

2つコピーするときはこんな感じ。

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また、More details を押すと、以下のように豪華になります。

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タスクマネージャーも変化しました。

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通常表示はこの画面。直ぐさま消したいとか、変なところいじるのが怖いっていう人向けに、
こういう感じの簡素表示はいいと思います。

 

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More Details を押すと、ここまで豪華になります。

 

ここまでみて、Windows 8 は結構操作しにくそうだなぁと思う人もいるかなと。
私は、新時代に突入するために一気に革新する必要があったのかなと思うのですが、
過去のインタフェースを使う人もいるはず。

そんな人向けに、

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
RPEnabled (REG_DWORD)

こいつを 0 にして再起動しますと、
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こうなります。

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タスクマネージャはこのように従来のデザインとなり、

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エクスプローラは、上に移動を残して過去のデザインそのままになります。

 

Developer Preview ですので、今後どうなるか、大幅な変更も考えられるわけで
結構気になるところではありますが、今後に期待してみたいと思います。

 

P.S.

Unix と Windows の世界の融合 みたいなのをこの前話してきて、
SUA を使うっていう話をしてきましたが、

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どうやら、WIndows 8 では消されてしまうようです。

代わりに Hyper-V が入っているので、まじめな軽量 UNIX でも動かしてがんばるのかなぁと予想してみたり。
今後に期待ですね。

Unix と Windows 世界の融合 プロ生勉強会 第10回@品川

しゃべってきました。

 

内容は、
Windows 環境が好きだ-! という人向けに、
UNIX も使いたいんだけどどうしようという内容。

Cygwin との比較をして、
速度が速いけどライブラリが足りないよ! なんてのも。

 

以前書いた記事としては、
GNU系ツールもばっちり使える、Windows の UNIX 互換環境を試してみる。
との連携記事ですね。はい。

あと、GnuWin32 については、
Windows で GNU Tools を使う。 GnuWin32
とかとか。

あと、プレゼン中は runas コマンドを知らないという失態をしていたので、
sudo ほしいー! とか言ってましたが、
Windows の sudo / su は runas で!
これ見てください。

・・・でも、んー・・。んー・・。su さんほしい(ぁ

 

プレゼン資料:

プレゼンの動画:



その他、動画中に上がっていた質問を2つ。

1.X で動作するアプリケーションの画像あげてよ!

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手頃に思いついたのが xterm ということで、 xterm の画像をあげておきます。
xeye などを動かせればよかったのですが、ちょっと動かなかったので、入れ直して再実験してみます。

 

2.ハルマゲドンコマンド動かしたらどうなるの

image

起動できなくなりましたとさ。

 

そんなわけで、であであー!

Windows で フォルダをドライブにする。

同じくメモ書き程度に。

特定のフォルダをドライブにする場合。
subst コマンドを使います。

古いアプリケーションで、スペースの入ったパスが使えない場合や、
そもそも長いパスをどうにかしたい場合に、mklink に並んで有用です。

 

作成:

subst ドライブ: パス

 

削除:

subst /d ドライブ:

 

例として、コマンドプロンプトのカレントディレクトリを Zドライブ に割り当てたい場合。

Windows Vista 以降であれば、フォルダを Shift キーを押しながら右クリックすると
「コマンド ウィンドウをここで開く」というメニューが追加されるので、それで行う場合を想定して。

追加:

subst z: .

削除:

subst /d z:

 

C:\Users\Test\Desktop\Hello を X ドライブにする場合。

追加:

subst x: C:\Users\Test\Desktop\Hello

削除:

subst /d x:

Windows の sudo / su は runas

2014/12/11 update:
本記事の方法より、良い方法が見つかりましたので、次の記事を参照されることをおすすめします:

Windows で sudo なことをする – みむらの手記手帳


 

覚え書き程度に。

linux や unix の su コマンドや sudo コマンドに該当するコマンドとして、
Windows には runas コマンドが存在します。

ヘルプ:

RUNAS 使用法:

RUNAS [ [/noprofile | /profile] [/env] [/savecred | /netonly] ]
        /user:<ユーザー名> プログラム

RUNAS [ [/noprofile | /profile] [/env] [/savecred] ]
        /smartcard [/user:<ユーザー名>] プログラム

RUNAS /trustlevel:<信頼レベル> プログラム

   /noprofile        ユーザーのプロファイルを読み込まないように指定します。
                     この結果、アプリケーションをより速く読み込むことができま
                     すが、一部のアプリケーションが正しく動作しない可能性があ
                     ります。
   /profile          ユーザーのプロファイルを読み込むように指定します。
                     これは既定値です。
   /env              ユーザーの環境ではなく、現在の環境を使用する場合に使います
   /netonly          指定された資格情報をリモート アクセスのみで使用する場合に
                     使います。
   /savecred         ユーザーが以前に保存した資格情報を使います。
                     このオプションは Windows 7 Home Edition または Windows 7 Starter Edition では使用できません
                     Edition では利用できないので無視されます。
   /smartcard        資格情報がスマート カードから提供される場合に使います。

   /user             <ユーザー名> の形式は、"ユーザー@ドメイン" または
                     "ドメイン\ユーザー" です
   /showtrustlevels  /trustlevel に対して引数として使用できるレベルを表示し
                     ます。
   /trustlevel       <レベル> は /showtrustlevels に列挙されているレベルの
                     いずれかです。
   プログラム        実行可能なコマンドラインです。下の例を参照してください。

例:
> runas /noprofile /user:mymachine\administrator cmd
> runas /profile /env /user:mydomain\admin "mmc %windir%\system32\dsa.msc"
> runas /env /user:user@domain.microsoft.com "notepad \"my file.txt\""

注意:  要求されたときのみ、ユーザーのパスワードを入力してください。
注意:  /profile は /netonly と互換性がありません。
注意:  /savecred は /smartcard と互換性がありません。

 

ということで、要は任意のユーザ権限で動かせます。

 

使い方。

runas /user:administrator cmd

これで、 administrator で cmd (コマンドプロンプト) が立ち上がります。

 

同様に、TEST というユーザで calc (電卓) を立ち上げたいときは、

runas /user:TEST calc

というような要領で。

 

要は、

runas /user:(USERNAME) (COMMAND)

というところ。ひとまずメモまで。

Prolog を Excel で使う。

またしても、不思議なことをしてみました。

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今回解かせたのは、
http://www.geocities.jp/m_hiroi/prolog/prolog01.html#chap4
こちらのウェブサイトで紹介されている、「家系図」の問題。

ダウンロードに関して
ソースコード: https://github.com/mimura1133/mm_Prolog_for_Excel
バイナリ:http://mimumimu.net/beta/programs/PrologExcel.zip

コードの紹介は今回は割愛しますが、
導入の方法について、かなり変態的なので紹介します。


導入編。

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ファイルを展開すると、このようなファイルが入っています。

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この中から、 install.bat を探し、右クリック –> 管理者として実行

実行したら、 Excel を立ち上げます。

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ファイルメニュー内の「オプション」をクリック

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開いたダイアログから、「アドイン」を選び、
一番下の管理について、「Excel アドイン」を選んで、「設定」を押します。

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そして、オートメーションをクリック。

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中から、PrologExcel.PrologExcel を選んで、OK を押す。

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PrologExcel.PrologExcel が追加されるので、チェックを付けて OK を押す。


利用編

このアドインには大きく2つの関数があります。

1.Prolog_List 関数

Prolog_List()

Input : Excel List
Output: Prolog List

この関数は、

male taro
male ichiro
male jiro
male saburo

というような一覧が存在したとき、

male(taro).
male(ichiro).
male(jiro).
male(saburo).

このような、Prolog のリスト形式に変換してくれます。

さんぷる:
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また、下記のように、いくつもリストがある場合、

image

特に難しい事はしていませんので、 Excel の通常の文字列結合同様、
「&」マークで結合すれば問題ありません。

image

2.Prolog 関数

Prolog()

Input : Program, Query
Output : Answer

第一引数に、リスト定義などを与え、
第二引数に、クエリを与えます。

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クエリを投げる際は、

:- parents_of(X, ichiro).

のように、「?-」 ではなく、「:-」として投げるようです。

(・・私は Prolog を使う人じゃ無いのでよく分かりません・・。)

なお、この関数が実行される際、多少ラグが発生するのでご了承下さい。


とりあえず、こんな感じで。であであ。