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Windows で GNU Tools を使う。 GnuWin32

どうも。みむらです。

Linux OS を使ってますと、
Windows に戻ってきたときにどうしても GNU さんのコマンドが使いたくなります。

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そうして泣き寝入りする。

どうしても使いたい。
そのときには、代表的な物で Cygwin と Interix 社の互換環境(Ultimate or Enterprise) を用いる方法があります。

ただこの二つ、

Cygwin :
GNU 系のプログラムが全部入れられ、UNIX用プログラムの大半がビルド出来る。
ただ、すべてのプログラムが cygwin1.dll にリンクしておりちょっと気持ち悪い。専用のシェルから使う。
インストールが大がかりで、削除も面倒。

Interix :
UNIX 互換環境を提供する。
インストールが大がかりなのと、UNIX 互換なので GNU の感覚で叩けないことも。

という問題点があります。

そこで、今回紹介する GnuWin32 を使うと、

1.Win32 ネイティブアプリケーションでビルドされている。
2.GNU Tools のみがインストールされて、パスを通せばコマンドプロンプト で使える。

という利点があります。

私にぴったり。ということで、メモもかねて記事を書きたいと思います。

今回のツール。説明やウェブサイトは英語ですが、
下の画像のように、インストールされるファイルは日本語版ですので、英語が苦手の方でも使えます。

無題


1.プログラムダウンロード

Automated gnuwin32 download tool Download Automated gnuwin32 download tool software for free
このウェブサイトにアクセスし、

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左側にある「Download」をクリックし、ファイルをダウンロードします。
ダウンロードするファイルは、デスクトップにでも保存すると後の作業が楽だと思います。


2.ファイル解凍

image 保存先にこの「ヌー」の絵が描かれた実行ファイルがあるかと思います。
(ちなみに、 GNU は GNU is Not Unix の略ですが、ヌーという動物も同じスペルをとっています。)

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この画面では画面下の 「Accept」 を。

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この画面では、画面下の「Install」を。

なお、この処理では、インストールと書かれてはいますが、
一般に言われる「インストール」は行われず、作業ファイルを展開するだけです。

変に Program Files などに展開すると、面倒な事になりますのでやめましょう。


3.Download.bat の編集 および 実行

そのまま実行してもいいのですが、ミラーサーバが国内になっていないので、時間がかなりかかります。
ここでは、ダウンロード先を設定し直して、処理を進めます。

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フォルダ内にある、「download.bat」 を右クリックし 「編集」 を選びます。

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メモ帳が立ち上がりますので、158 行目に移動。

if .%GNUWIN32_MIRROR%==. set GNUWIN32_MIRROR=iweb voxel

if .%GNUWIN32_MIRROR%==. set GNUWIN32_MIRROR=jaist

に変更します。 (iweb voxel を jaist に変更。

これでダウンロード先が、 JAIST (北陸先端科学技術大学院大学 [JAIST]) に変更されます。

変更が終わりましたら、保存して、メモ帳は閉じて頂き、

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改めて、download.bat を実行します。

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あとは気長に完了まで待ちます。


4.インストール

ここでインストールとなります。

Windows キー + R キー を押して、「ファイル名を指定して実行」を表示します。

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そこのウィンドウに install.bat をドラッグ & ドロップします。

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上記のようにファイルパスが入力されますので、
末尾に「C:\GnuWin32」 と入力します。 (インストール先フォルダになります。)

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入力が終わりましたら、OK ボタンを押して、作業を行います。

なお、

上の作業について、Windows Vista もしくは Windows 7 ですと、
GetGnuWin32 のフォルダを Shift キーを押しながら 右クリック しますと、

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「コマンド ウィンドウをここで開く」 というメニューが出ますので、それを選ぶと、
そのフォルダをカレントディレクトリとしたコマンドプロンプトが立ち上がります。

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そこで、上記のように入力しても同一の事が可能です。

途中、

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このような事を聞かれますが、入れても問題ないと思われます。


5.パスの設定

最終ステップです。

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要は、ここの Optional にあることをするだけです。

スタート を開き、 コンピュータを右クリックプロパティを選ぶ。

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その後、「システムの詳細設定」を選ぶ。

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「システムのプロパティ」の 詳細設定 タブの中の 環境変数 を選ぶ。

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開いたウィンドウのうち、「システム環境変数」より「Path」を探して選択編集をクリックします。

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開いたウィンドウの「変数値」の末尾に

;C:\GnuWin32\bin

と入力します。 (必ずパスとパスをセミコロンで区切る!)

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入力が終わりましたら、 OK を押していって閉じて構いません。

ここまで完了すれば、次に起動したプログラムから、
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GNU Tools が利用可能となります。

Internet Explorer だけで ATOK の設定が狂う場合の修復法

みむらです。

Word や Excel などでは、MS-IME 入力設定なのに、
Internet Explorer でのみ、ATOKの表示になってしまい、文節の区切りがうまく行えなかったり、
変換がスムーズに行えなかったりしてイライラしてしまうことがあります。

理由としては、Internet Explorer 7 以上で導入された「保護モード」
と呼ばれる機能に関連します。

これは、ウィルスをはじめとするその他の脅威からの危険を未然に防ぐために、
Internet Explorer の上で動作するプログラムの設定やファイルを、
本来の保存領域と別の場所に保存して、実環境への影響を小さくするという物ですが、
今回はこれが原因となっています。

だからといって、
保護モードをOFFにする ということだけはやめて下さい。

この記事を書こうと思った理由もそれで、
保護モードをOFFにすることにより受けるリスクの方が、受けるメリットよりも何十倍も大きくなります。

この記事では、有効の状態のままで、現在の状況を修復します。

今回は修復のために、レジストリ操作を必要とします。
慣れていない方は、以下の手順に従って下さい。

(レジストリエディタを扱える方は、この項を読み飛ばして下さい。)


修復方法(レジストリエディタを使用しない方法)

[ATOK_IE_FIX.bat]
このリンクを右クリックし、

image「対象をファイルに保存」をクリックします。

保存先が聞かれますので、デスクトップなど、わかりやすい場所に保存して下さい。

デスクトップに保存した方は、
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もしくは、

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省略されている事もありますが、歯車のマークで、「ATOK_IE」で始まるファイルがあるかと思います。

今ご使用になっているブラウザを終了した上で 「ATOK_IE_FIX.bat」をダブルクリックします。

非常に高速に、ぱっとウィンドウが表示されて、終了するかと思いますが、これはエラーではありません。

終わりましたら、 Internet Explorer を立ち上げて頂き、修復されていることを確認して下さい。

わからない点がありましたら、コメントを頂ければ返信致します。


修復方法(レジストリエディタを使う)

レジストリエディタを立ち上げ、
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\InternetRegistry\REGISTRY\USER
に移動します。

その先に、 S-1- などで始まるキーがあり、その先に Software、 Justsystem とキーが存在します。

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見つけましたら、 Internet Explorer を終了後、 Justsystem のキーを削除し、
Internet Explorer を立ち上げ直せば完了です。

わからない点がありましたら、コメントを頂ければ返信致します。

WPConnect を自動的に立ち上げる。

Windows Phone 7 で MediaElement でごにょりたいときとか。

Zune を終了して、WPConnect を立ち上げる作業、
毎回の開発時に行うのは実に面倒くさい。
ということで、バッチファイルを書いてみました。

32bit 用 : [WPConnect_x86.bat]
64bit 用 : [WPConnect_x64.bat]

ダウンロードして、デバイスを接続し、起動してください。
立ち上げると、自動的に Zune を強制終了し、 WPConnect を立ち上げます。

Windows Phone 7 開発を日本語版 Visual Studio 2010 で行う。

60番煎じぐらいのもう使い古されて困っちゃうぐらいのレベルの事ですが、
一応メモのために。

面倒な場合に備えて、バッチファイルを適当に書きました。
Visual Studio と 開発キットを入れて、次のファイルをダウンロードし、 「管理者として実行」 してください。

x86(32bit 環境) : [WP7JP_SDKINST_x86.bat]

x64(64bit 環境) : [WP7JP_SDKINST_x64.bat]

手動で行う場合は以下の通り。

1.Visual Studio 2010 日本語版を入れる。

2.AppHub から 開発キットをインストール

ダウンロードは下記URL から。
App Hub – windows phone および xbox live インディーズ ゲームの開発

3.下記のファイルをコピー

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64 ビット版は
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\

32 ビット版は
C:\Program Files \Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\

ここにある、 1033 というフォルダをコピーし、1041 という名前にする。
(1041 という名前で 1033 をコピーする)

4.以下のファイルをコピー

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64 ビット版は
C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone

32 ビット版は
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone

ここにあるファイルも、先ほどと同様に
1033 というフォルダをコピーし、1041 という名前に変更する。
(1041 という名前で 1033 をコピー)

5.Visual Studio に適用させる

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Visual Studio コマンドプロンプトを 管理者権限で起動 します。

スタートメニュー > すべてのプログラム > Microsoft Visual Studio 2010
> Visual Studio Tools > Visual Studio コマンドプロンプト(2010)

立ち上がったら、

devenv /installvstemplates

を実行し、完了です。

新PCのベンチマーク

とりあえず、
新規PC構築した記事のベンチマーク結果でも。

一応、スペックはこんな感じ。

system

A.Windows エクスペリエンス インデックス

これ、ベンチマークに含めていいのか、しらないけれど。 (汗

exp

はい。ってことで、グラフィクス (Geforce GTX 460) が足引っ張ってます。
・・っていうか、そこまでグラフィックス性能いらねぇ。 っていう私なので、とっても高い値。

B.3DMark 11 Basic Edition

やっとまともなベンチ。
3DMark Bench

3DMark 11 では、上に示したような、こういう超きれいなグラフィックを描画して、ベンチマークを行います。
ちなみに、この画像は実際にこのコンピュータで描画させたベンチマーク中の画像の一つ。

とりあえず。結果。

P3046 3DMarks

ってことで。はい。

C.FINAL FANTASY XIV OFFICELA BENCHMARK

あの、かの有名なゲームのベンチマークです。

FFBench

画面が小さいのと、スクリーンショット取ろうとキーを押したらフェードアウトされて。
読み取りづらいですが、

SCORE=5237

です。ちなみに、私のディスプレイは 1280×1024 しかないので、大きいモードで動かすと100%はみ出ます。

D.CrystalDiskMark

グラフィックのベンチばっかりだから、 IO のベンチやってもいいよね。っていう

SSD_BenchHDD_Bench

左がSSD
右がHDDです。

シーケンシャルの書き込みはHDD の方が相当速度早いみたいで。
とりあえず、こんな結果・・でしたっ!