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YAMAHA ルータでDHCP のスコープごとに、通知する WINSサーバや DNSサーバのアドレスを変える

みむらです。

YAMAHA ルータを使用している環境で、
DHCP のスコープごとに WINS サーバのアドレスや DNS サーバのアドレスを変えてみる話です。

需要としては、
VLAN を切って複数のネットワークを構築していたりとか、接続口ごとに用途を分けていて、
内部のネットワークと、ゲスト用ネットワークを分けている場合などにおいて、
単に、”wins server hogehoge” と書くと、全部に通知されてしまうのですが
内部のネットワークのみに通知して、それ以外には通知しないようにする、とか。

あとは同様のネットワークで、YAMAHA ルータの DNS サーバにて独自のレコードを記述してあって
ゲスト用からは YAMAHA ルータの DNS サーバではなくて
他のサーバに問い合わせに行くように指示したいとか。


つかうもの:

“dhcp scope option” コマンドを使う。

使い方:

例)

192.168.1.1/24 (LAN1) には WINS サーバ 192.168.1.2 を見せて、
192.168.2.1/24 (LAN2) には WINS サーバを見せない。

ip lan1 address 192.168.1.1/24
ip lan2 address 192.168.2.1/24

dhcp scope 1 192.168.1.10-192.168.1.200/24
dhcp scope 2 192.168.2.10-192.168.2.200/24

# wins server コマンドでは無く dhcp scope option にて指定する。

dhco scope option 1 wins_server=192.168.1.2

 


他にもいろいろと設定できるようで、

設定内容は http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/TCPIP/dhcp-scope-option.html ここを参照すれば書いてあります。

また、コマンド自体の説明は http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/Ver.1.00/dhcp/dhcp_scope_option.html に。

 

たとえば見た感じ、 TFTP サーバアドレスと Boot File Name が指定できますので、

これを使えば緊急時のネットブート用設定も出来そうな雰囲気です。

あと NTP サーバや DNS サーバなどいろいろと個別に設定できるようで

いろいろと、夢が広がりますね。

どうも IPv6 の RA (Router Advertisement) は /64 限定らしい。

どうもみむらです。
なんだかんだ、私の家では NVR500 を使って良い感じでインターネットをしていたりします。

YAMAHA NVR500 と OCN でひかり電話と IPv6

ヤマハルータと Hyper-V でネットワーク的な隔離環境を作ってみる

過去に書いたこの2つの記事を見れば、どういう環境かは簡単に想像出来るかと思います(

 

なんだかんだで、 Hyper-V 側に ipv6 環境を持って行かないとなーと思いまして
セグメントを変えて RA (Router Advertisement) を使って配信しようと思ってハマりましたのでメモ。

(どうでも良い雑談をすっ飛ばしたい方は、下の方まで読み飛ばしてください・・w)

 


プロローグ:

まず、何となく適当に、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:cafe::/80

ipv6 lan1/1 address dhcp-prefix@pp2:cafe::1/80
ipv6 lan1/1 rtadv send 1 o_flag=on

こんな感じで書いてみました。

設定としては、

プロバイダから指定されたアドレスのプレフィックス (dhco-prefix@pp2) に

”cafe” というアドレスをくっつけたものをサブネットプレフィックスとして配信する設定。

(o_flag = ON : Other Flag,  これが設定されていると、DHCPv6 等を使ってアドレス以外の情報を撮ってくるようになります。)

 

image

一見、なんとなく良さそうな感じで RA が配信されるのですが、

どうもシステムに IP アドレスが設定される気配が無く。

 

どうしようか・・と思っていた所で、ルータの設定画面のトップページを見てみますと

image

・・・!  “/56 じゃん!” (OCN IPv6)

なら、 /64 としていじればいいんじゃね! ということで、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:1100::/64

ipv6 lan1/1 address dhcp-prefix@pp2:1100::1/64
ipv6 lan1/1 rtadv send 1 o_flag=on

こんな感じで書いてみたところ、(これの書き方については後述)

image

なんかとっても良い感じで出てきたのでにっこり。

もちろん、カメさん、歩きます。

 


原因調査:

・・とはいっても気持ち悪いので、原因を調べることに。

友人に聞くのが早いかな・・と思ったので

いつもいろいろとお世話になっている、あたがわさんに聞いてみることに。

そうしましたらさくっと、

「RA は /64 限定ですよ!」 と。

まじすか・・! ということで RFC を当たってみることに。

 

参考にしましたのは下記の2つ。

RFC 4862 : IPv6 Stateless Address Autoconfiguration

http://tools.ietf.org/rfc/rfc4862.txt

RFC 4291 : IP Version 6 Addressing Architecture

http://tools.ietf.org/rfc/rfc4291.txt

 

まず、RFC 4862 の 5.5.3 “Router Advertisement Processing” を見てみますと、

image

こんな感じでアドレスが設定されますよ、と書いてあります。

でもって、次に RFC 4291 の 2.5.1 “Interface Identifiers” を見てみますと、

For all unicast addresses, except those that start with the binary value 000, Interface IDs are required to be 64 bits long and to be constructed in Modified EUI-64 format.

すべてのユニキャストアドレス(ネットワーク内においてただ一つの特定ノードを指すアドレスのこと)は、b000 (2進数表記) で始まるもの以外のアドレスの Interface ID は、すべて 64bit 長の “Modified EUI-64” 形式で表現される必要がある。

ということで。(訳はものすごく適当です。)

 

ここから考えるに、まず RFC 4862 5.5.3 の図に照らし合わせると、

N は N=64 である必要があって、 “Link prefix” は残った分 (64bit) になるということが読めます。

(※ RA の場合のみ。 DHCPv6 で割り当てる場合は、もちろん自由に設定できます。。)

 

このことから、先ほど上の方に書いたような、 /64 ではないプレフィックスを持った

RA が飛んできても、今のところ RFC と比較した際に誤ったデータであると見ることが出来て、

弾いた、というところが読み取れます。

 

ただ、上の図に挙げたように、

/64 でないプレフィックスの RA を飛ばすことが出来ているところから、

もしかすると /64 でないアドレスの配信も行えるようになるんですかね・・んー。

 


そういえば:

最初の部分のラストで、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:1100::/64

ipv6 lan1/1 address dhcp-prefix@pp2:1100::1/64
ipv6 lan1/1 rtadv send 1 o_flag=on

 

こんな感じで設定を書きましたが、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:11::/64

とかでも動くのでは、と思う方結構いると思うんです。でも動かないんです。。

 

今回のケースだと、プロバイダーから振ってくるアドレスは /56 でした。

IPv6 は 16バイト毎に “:” で区切って表現しますが、

今回の場合はすでに 56 バイト分指定されていますので、

xxxx:xxxx:xxxx:xxoo:oooo:oooo:oooo:oooo

こんな感じ ( o が指定できる場所 ) になります。

また、IPv6 のアドレスでは、高い位の 0 は省略できる事になっています。

(数学や算数での数字の表現と一緒です。)

つまり、 1234:56:7::1  は、 1234:0056:0007:0000:0000:0000:0000:0001 と同値です。

 

・・・たぶんヤマハルータ内の処理プログラムのバグのような気がするのですが

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:11::/64

と書いた場合に一度、 dhcp-prefix@pp2:0011::/64 として展開されるようで、

:xxxx:xxoo:oooo::  の部分に  :xxxx:xx00:11oo:: として当てはめられて、

/64 ですから、 :xxxx:xx00:oooo::  として配信されてしまうようです。

(解析等はしていませんので、何とも言えませんが・・。

 

一方で、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:1100::/64

と書きますと、

:xxxx:xxoo:oooo::  の部分に  :xxxx:xx11:00oo:: として当てはめられて、

/64 ですから、 :xxxx:xx11:oooo::  として配信される、と。そういう感じ。

 

・・・ちょっとヤマハさんの中の人に聞いてみようかなぁと思ったのですが、

どうやら明日から夏期休業らしく・・。どこかで聞いてみよう・・。

VAIO Z VPCZ1 のグラフィクス機能を Optimus Technology を用いて動かす。

海外サイトで見つけたので試してみました。

元ネタ:
http://forums.laptopvideo2go.com/topic/26410-optimus-on-hybrid-graphics/page__pid__128386

 

この時代の VAIO Z といいますと、 nVIDIA チップと Intel チップのグラフィックス機能が利用できて、
三角型の切り替えスイッチ (DYNAMIC HYBRID GRAPHICS SYSTEM と書かれている) で、
利用するグラフィックスチップを動的に切り替えられたりします。

ただ、ドライバが特殊であることや、
切り替えが内部的に接続を切り替えるために一瞬画面が暗くなったりと、
多少問題はありました。

今回の方法ですと、最新ドライバが使える上、切り替えが非常にスムーズに行われます。

参考記事:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20100209_347953.html

 

ただいくつか欠点はあり、

1.以前の切り替えスイッチが使えなくなる
2.HDMI 出力が使えない(当方の環境では、認識はするのですが出力はされないようでした。

ということで、自分の目的に合わせて、ということになりそうです。

 

加えて、SONY のサポートに関して、この件に関しては受けられないと思いますので、
自己責任でお願いします。

 


ちなみに私は Windows 8 環境で行いましたが、
Windows 7 でも殆ど変わらないように思います。

1.スイッチを 「SPEED」に合わせる。

 

2.グラフィックドライバを全部消す。

image

処理後なので、名前は違いますが「ディスプレイアダプター」の下のデバイスと、
そのドライバを消します。

 

3.Intel HD Graphics の最新ドライバをインストール。

執筆時点( 2012/08/09 ) において、Windows 7 のみ必要な動作です。

執筆時点での最新ドライバ:
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=20840&ProdId=3231&lang=jpn&OSVersion=Windows%207%20%20*&DownloadType=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90

 

4.最新の NVIDIA Verde ドライバを取ってくる。

要はノートPC用ドライバです。

http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp

上記リンクより、 製品シリーズを「Geforce 300M」
オペレーティングシステムを「 Windows 7 64-bit 」 に設定し、「検索」を押すと入手可能です。

執筆時点 2012/08/09 において、Windows 8 Release Preview に含まれる Intel ドライバが WDDM 1.1 規格であり、それと合わせるために、 Windows 8 環境に於いても Windows 7 ドライバを利用して下さい。)

 

5.ドライバ署名の強制を無効にした状態で再起動。

(inf ファイルを書き換えるためであり、インストール時のみ一時的に必要となります。

Win7 : F8 キーを押しながら起動し、 「ドライバ署名の強制を無効にする」を選ぶ。
Win8 : チャーム(Win+C)を出し、設定 –> PC設定の変更 –> 全般 –> 「PCの起動をカスタマイズする」の「再起動する」をクリック –> 「トラブルシューティング」 –> 「詳細オプション」 –> 「スタートアップ設定」 –> 「再起動」 –> 出てきたメニューで 7キーを押す。

 

6.inf ファイルを書き換える。

普通に exe を実行した場合、
C:\NVIDIA\DisplayDriver\[VERSION]\WinVista_Win7_[32 or 64]\[International etc..]
以下を探っていくとファイルがあるかと思います。

その中の 「Display.Driver」フォルダ内にある、 「nvam.inf」をメモ帳で開きます。

 

まず、ファイルの下のほうにある、

[Strings]

NVIDIA_DEV.0A2B.01 = "NVIDIA GeForce GT 330M"

追記します。

 

Before :

image

After :

image

 

その次に、テキスト内を

PCI\VEN_10DE&DEV_0CAF&SUBSYS_12B21043

という文字列で検索し、その下に

%NVIDIA_DEV.0A2B.01% = (上と同じセクション番号), PCI\VEN_10DE&DEV_0A2B&SUBSYS_905A104D

という文字列を追記していきます。

 

例として、

%NVIDIA_DEV.0CAF.12B2.1043% = Section050, PCI\VEN_10DE&DEV_0CAF&SUBSYS_12B21043

という文字列があった場合、その下に、

%NVIDIA_DEV.0A2B.01% = Section050, PCI\VEN_10DE&DEV_0A2B&SUBSYS_905A104D

を追記すれば良い、ということになります。

2つほど有るかと思いますが、
2つともセクション番号は違いますので、それぞれにきちんと正しい番号を降って下さい。

 

Before :

image

 

After :

image

 

編集が終わったら保存しておきます。

 

7.インストール

一つ上のフォルダにある  setup.exe からセットアップを行って下さい。

 

8.再起動

 

 

とりあえずこれで利用可能になります。

当方の環境で実験してみた感じでは、 SEGA 社の PHANTASY STAR ONLINE 2 の動作
(ベンチマークのみしか試していませんが・・。) が何もいじらないともっさりした印象を受けました。

この際実行しましたのは、

1.「統合型グラフィクス」でなく「NVIDIA」のグラフィクスチップを利用して実行されているか確認する。
2.NVIDIA コントロールパネル –> 3D設定の管理 より、 「CUDA – GPU」をなしにする。

この2つです。
もし気になる方は、実施してみてはいかがでしょう。

 


とりあえずこれを使いますと、最新ドライバが使えますんで、
なんとも、まぁ、いいかなぁ・・と。

ノートパソコンの熱伝導シートを変えてみた。

WP_000209

というわけで変えてみました。

 

今回の記事は、「やってみたらいいと思うよ」という系の記事では全くなく、
自己満足のまとめのようなものですので、
やったことによる責任は私は負えませんので、予め明示しておきます。

 

・・・記事にまとめてみようとは全く思っていなかったので、
特に写真とかは取っていませんが、アレでしたらほかのサイトを見て下さい。

WP_000207

今回導入しましたのは、
WIDE WORK の Vertical-Graphite Pro というもの。

90W/mk という文字に惹かれて買いました。

 

金ぴか袋に1枚入っていますので、
ノートPCをばらして、コアのサイズを見て、そのサイズに合わせてはさみで切って、
置いて、ヒートシンクで挟みます。

・・・良くある、自作PCのCPUクーラーの取り付けと同じですね。

・・・ということで上の写真はもちろん切ったあとの、残り物。

 

使ってみた感じですが、結構冷えます。
純正よりも冷えているんじゃないんでしょうか。

同時にあまり温度が上がりにくくなる(熱が籠もりにくくなる)からか、
ファンの速度が落ちますんで、静音性にも一役買っているかも。

 

や・・本当に、最初の状態と diff とれるようにしておくべきでしたね()

 

とてつもなく適当に装着した感じをば。

無題

上に示しますようなベンチマークソフトをガンガン走らせても、あまり温度が上がりません。
(当方の環境だと、90℃近くまで上がることがありました。

無題2

 

それから3分ほど放って置きますと、これぐらいの温度まで下がります。

(執筆時室内気温 27℃ なお、クーラーではなく外気取り入れ。

 

・・・おもしろ半分でやってみる or 中古だからとことん遊びたい という方はいいと思いますが、
高級なモデルであり、失敗したときのリスクもありますので自己責任で。

また、デフォルトで質の良いものが使われているため、
単にグリス交換、という程度であればやめておいた方がいいかと思われます。

参考までに、安物グリスを用いた場合、 (500円台の白色のグリス。
GPU においては 冷却よりも発生する熱のほうが上回り、システムが落ちますので注意です。

 

・・・・・・・にしても、誰かこう、PC自作に詳しい人がこういうレビューしてほしいですね・・w
かなりの情報不足で申し訳ありません。

Samsung Series 7 Slate (XE700T1A) で BIOS 画面に入る。

みむらです。
Web で調べていまして、入ることができたのでメモ。

参照 : http://d.hatena.ne.jp/kaorun/20120603/1338707829

 

image

また、このBIOSメニュー上ではタッチによる操作はできませんでした。

操作は:

操作ボタン 動作
(左側上部)
音量ボタン
上下移動
(右側、電源ボタンの下)
Screen Lock ボタン
決定
Screen Lock ボタンを押しながら、
音量ボタン
左右の項目の移動
(タブの切り替え)
Home ボタン 前の画面に戻る。

というような感じです。

初期状態では UEFI や SATA Gen3 Mode が無効になっていましたので、
そういうプロパティを変更するために、この画面に入るのもいいかもしれません。

もちろん、任意のデバイスから起動させるようにすることもできるので、
USB 経由で起動して、クリーンな Windows 8 をインストールする、なんてときにも使える画面だと思います。