#ssmjp 2018/05 に参加してきた。

20180524_100644896_iOS

 

気がついたら一番前の演題の前に「blog枠」という席が用意されていて
そこに座っていました。

 

どうも、みむらです。

 

前回参加した際に、  
知り合いに「実は5月は喋るんですよ!」と前回参加時に教えてもらいまして
その時から、これは行かねばならぬ、と使命感的なものを感じておりました。

 

うそです。前回が楽しかったから参加してます。
もちろん、知り合いの発表もわくてかですよ。

 

冗談はさておいて、#ssmjp です。 

 


 

#ssmjp の勉強会について。

 

アウトプットしないのは知的な便秘

 

「インフラ/運用」がテーマの勉強会。
でも「面白ければ別に IT じゃなくても何でもいいんじゃない?」というポリシー。

@tigerszk 先生のクソコラが見られるのは ssmjp だけ!

 

大人数の前で喋ることの練習の場として利用するのも OK.
気軽な気持ちで参加をすればよい、とのこと。

喋りたい方はサイトを確認してくださいとのことですので、
チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
http://ssm.pkan.org/

 


 

“KYT” の話

Speaker : @actanx93 さん

 

KYT とは?

危険予知訓練 (Kiken Yochi Training) のこと。
労働安全衛生法の中でも実施する事が述べられている。

ある事象に対して「危険の例」と「対策の例」を考えていく。
ex.) http://jafmate.jp/jmp/prediction_of_risks/

 

実際の IT のケースに適用してみる

たとえば「バックアップ」をするために下記のオペレーションを実施することを考える。
どのような危険があるか?

cd ~ftp
mkdir etc
cd etc
cp /etc/group /etc/passwd .

考えられること:

どこで読み書きしてる?
cp コマンドの末尾の “.” を忘れると、 /etc/group で /etc/passwd で上書きする危険性がある
  ..などなど…

では、どうすべきか?
→ 「作業用のディレクトリにまるっとコピーしてから」「全部フルパスで」 etc…

他にも色々と考えられる。
→ “tar cvzf backup.tar.gz *.html” と打とうとして “tar cvzf *.html” と打ってファイルを破壊する
→ “kill –9” と打とうとして “kill 9” と打って PID:9 のプロセスを殺してしまう..

 

危険予知トレーニングの実施の意義

はじめて実施する作業に対して適用し「危険工程」を見つける(嗅覚を磨く)ことで
オペミスやトラブルを少しでも未然に防げるようにする。

「暗黙知」をトレーニングを通して「形式知」に変換し、「共有知」に持って行くことができる。
→ 同時に “手順書” “ドキュメント化” の課程における手助けになる。

「ビギナー」や「若手」に KYT を適用するのも凄く有用。

 


 

続・広く知って欲しい DNS のこと
~DNSの運用をちょっとずつよくしていく話~

Speaker : 中島さん  (DNSOPS.JP)

 

前回までのあらすじ

前回はこちら : https://www.slideshare.net/nakatomoorg/ssmjpdnssecurity

 

今回の内容

DNS やドメインにまつわるちょっと耳寄りの話を通じて、
DNS の運用品質がちょっと良くなる、トラブルを未然に防止できる。

 

DNS とは?

ネットワーク上で名前解決を行うためのプロトコル
SSL 証明書や送信ドメイン認証など、認証の目的としても使われている。

ネームサーバ
ゾーン情報の公開。権威 DNS サーバのこと。  

フルリゾルバ
ネームサーバで公開されている情報をルートからたどって参照できるリゾルバ。
再起問い合わせとキャッシュの機能を持つ。  

スタブリゾルバ
再起問い合わせ機能を持たない。単に名前解決をしたいだけ。
よくあるクライアントOSのDNS設定はこのスタブリゾルバの設定。

レジストラント
登録者(使いたい人)  

レジストラ
登録取次事業者 (レジストラント <—[WEBUI など]—> レジストラント)  

レジストリ
登録管理機関 (レジストラ <—[EPPなど]—> レジストリ)

 

ドメインハイジャックなどの危険から守る技術

・・・ドメインの情報を書き換えられたら、ビジネスにもかなりの影響が出る。
そのため、各種保護する機構が存在する。

「レジストリロック」
→ WHOIS の登録情報変更を制限する。

「レジストラロック」
→ ドメインの移転や削除を制限する機能。

また、各社において多要素認証なども始まっている。

 

ドメインが利用不可になることも。

example)
serverHold (Expire) : ドメイン有効期限切れ。
clientHold : 登録情報不備。無効なメールアドレスをずっと設定し続けた場合など。

ほかにも「ネガティブキャッシュ」という存在があり、ちゃんと見ていないとサービスが止まる可能性がある。
→ 「その名前が存在しないこと」をキャッシュするキャッシュ
 JP ccTLD なら 900.  gTLD なら 86400. が TTL として設定されている。

 

DNS は自前で運用する必要ありますか?

熊本地震の際に、ある自治体のウェブサイトが参照不可になった。
→ 権威 DNS サーバ2台が同一サブネット上にあり、2台とも到達出来なくなっていたことがある。
(ref : https://dnsops.jp/event/20160624/h28_kumamoto_earthquake.pdf)

 

DNSSEC, RPKI はできればしっかりと設定したほうがいい。

MyEtherWallet.com の事例は、これらで防げた。

なぜ? : 経路ハイジャックと不正な DNS 応答の合わせ技だったため。
→ どちらか一方だけでも「攻撃成功の難易度」が格段に高まる。

 

余談

「ヒト」「モノ」「カネ」のバランスは重要。
深圳が特に回っている例。

GDPR対応
→ “GDPR Legal Analysis” 参照.

Registration Data Access Protocol (RDAP)
→ Whois に変わるドメイン登録者データへアクセスするプロトコル。
→ GDPR の対応に際し、こちらへの移行が後押しされている。

 


 

DNS トンネリングの手法

Speaker : shutingrzさん

 

DNS トンネリング?

DNS通信に別の目的を持った情報を含めること
偽装通信の一つ。

暗号通信
「どのようなデータが流れているか」を分からないようにする。
データが流れていることに関しては把握されてもよい。

偽装通信
「意味あるデータを送信していることを知られないようにする」こと

 

マルウェアの通信にもよく使われる。

マルウェアは Malicious Ware の通信。
悪意あるソフトの通信、ということで狭義のウイルスということになる。

普通は HTTP が使われる。ほとんどのPCで喋れて、なんだかんだ外に出られるから。
一方、DNS もまた、ほとんどの PC で喋れて、なんだかんだクライアントの通信が外に出られる。
→ HTTP と同じような属性を持っている一方で
 HTTP 程ちゃんと見ていないことが多いために悪用されてしまう。

 

もちろん、正規の目的として VPN の手法としても使われる。

ソフトイーサ社の VPN で利用されているのが有名。

 

実際にどうやって通信するのか検討してみる。

1. まずは Basic に “TXT” レコード, “QNAME” を用いて通信してみる。
→ 行きは “QNAME” (雑に書けば 「ドメイン名」)
→ 帰りは “TXT” に直接や “A” に符号化した上で入れてみる。

2. EDNS0 や RRSIG といった、DNS クエリのあまり知られてなさそうなとこに押し込んでみる。
→ 「フルリゾルバ」を経由する場合は使えない。でも直接通信できるなら強力。
→ EDNS0 なら仕様に “PADDING” などもあるので隠せる。

 

ではこれを鑑みて、どう対策する?

直接通信させないようにフィルタを掛けるのが第一歩。
なぜ?:フルリゾルバを経由させると下記の利点があるから:

・同じ “qname” と “RR” は TTL秒キャッシュされるのでリアルタイム通信に適さなくなる。
  (DNS の仕様からすると普通ではありますが・・。)

・再起問い合わせに不要なデータは削除される。

上記の理由から “QNAME” をガシガシ変えて頑張るパターンが鉄板となってくる。

また 「人間は何らかの既知の用語を使って名前を付けることが多い」 ことから
辞書との単語距離を取ることで、機械的に生成されたドメイン名を発見できる可能性がある。
(ex. http://blog.trendmicro.co.jp/archives/3799 )

 


 

宣言型デプロイツールの「正しい」考え方

Speaker : tcsh さん

 

やりたいこと「運用自動化」

 

よくある風景

管理職「現場に任せた」
実装者「ノリノリ」「おれすげー」
メンバー「なんとなくすごそう」

そして、実装者が居なくなってしまい、メンバーが気合いでリバースして調べたり・・。

 

宣言型デプロイツールでよくある光景

「宣言型デプロイツール、いいね!」 → 実装者の10割。
「他人から引き続いたけど、宣言型デプロイツールいいね!」という人を見たことがない。

そして、Chef で書いていたものを引継担当者が Ansible で書き直したり・・。

 

こういう人は2つのことを目指すことに陥りがち

「再現性」
→ 「手を動かしたら負け。再現性!再現性!! 全部自動化してやるぜ!!」

「汎用性」
→ 「みんなこのツール使おうぜ!!」

・・・・メンテできない標準ツール、工数掛けた割に汎用性もイマイチ
新規案件で使うのにも手間が掛かる・・・そんなものに2~3年後になっていることが多い。

 

さてどうするか。

もちろんまずは引き継げるように
何をやっているか、どういうモノなのかはちゃんとドキュメント化する

その上で「再現性」「汎用性」のどちらを取る?
→ 「汎用性」は多くの場合「幻」となる。

・範疇が不明な「汎用性」は未定義と同義
・「汎用性の定義」は上手くいかない。
・「汎用性の確保」は上手くいかない。

→ 「再現性は意外と確保できる」 (何かを「捨てる」ことで実現できる再現性)

・汎用性を捨てると再現性が高くなる
・多機能を諦めると再現性が高くなる
・変更や追加をやめると再現性が高くなる

 

宣言型デプロイツールのメリット

・再現性を追求して設計すること。
→ シンプルに、小さく。

→ デザインできない場合 UNIX コマンドの設計思想を考えるとイメージ化出来るかも。

 


 

巻末に

今回もとても面白かったです。
次回も同じ会場とのこと。 さて、申し込みますかねぇ・・!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。