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Windows 8 のメールアプリからSSL 通信でメールが送信できるメールサーバの設定。

みむらです。

先ほど、Windows 8 のメールアプリからメールが送信できるようになりまして、
その関係で関係各所に、送信トレイにたまっていたメールが全部送信されていった模様です。

・・送信トレイからのメールの削除機能が非常に欲しいところですが。。そこは私ができるところではないので。。

 

さてさて。

自宅サーバ上にメールサーバを構築している環境など、自分が管理できるメールサーバに対して、
Windows 8 のメールアプリからメールを送信できるようにする というお話。


今回は Postfix + Dovecot の構成で行いました。
なお、詳細な設置方法は他の記事に任せます。

 

ざっくり設定の内容を書きますと、
smtps ポート (465/tcp) を用いまして、 “ラッパーモード” で動作するポートを作りまして、
そこに対して接続させるように設定させます。

 

本来であれば、クライアント側へ SSL による通信を要求した上で暗号通信を開始するのですが、
ラッパーモードですと、接続開始時点から SSL による通信が行われます。

http://www.postfix-jp.info/trans-2.2/jhtml/TLS_README.html

こちらのウェブサイトにもありますように、この設定は全体に対して設定するのはよろしく無いため、
特定のポートを用いて行う、という形になります。

 


設定方法:

/etc/postfix/master.cf:

smtps     inet  n       -       n       -       -       smtpd
 -o smtpd_tls_wrappermode=yes
 -o smtpd_sasl_auth_enable=yes
 -o smtpd_client_restrictions=permit_sasl_authenticated,reject

これを該当行に追記する。

 

また、必要に応じて iptables の設定もごにょごにょいじります。

( SMTPS は 465/tcp ですので、必要に応じてポートを空けてください。 )

 

image

また、アプリケーション側については、

チャームから設定 –> アカウント と進み、該当アカウントの送信メールサーバの設定を、

ポート番号 : 465

サーバはSSLが必要 : Y

送信サーバは認証が必要 : Y

で設定をすれば問題ないかと思われます。

送信と受信で同じユーザ名とパスワードの設定項目は、環境にあわせ、適宜変更してください。

 


ではでは。ひとまず覚え書きまで。

dovecot 2.x で SSL が応答なしになって困った。

というか、半日こいつでつぶしました。

/etc/dovecot/conf.d にある、 10-ssl.conf をいじるわけですが、
この際、

NG :

ssl_cert = /tmp/server.crt
ssl_key = /tmp/server.key
ssl_ca = /tmp/ca.pem

だとエラーで、

OK :

ssl_cert = </tmp/server.crt
ssl_key = </tmp/server.key
ssl_ca = </tmp/ca.pem

だとおっけーなんだそうな。

要は、小なり記号「<」をつけろということらしい。