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VAIO VPCZ21AJ で Win8 をクリーンインストール。

みむらです。書こう書こうと思っていて、結構な日数がたちました。ごめんなさい。

というわけでクリーンインストール。

(ある程度知識のある方を想定しているため、分からない場合は調べてください。

 

なお、お約束ですが、
この方法は私が個人的に調べてまとめた物に基づいており、
公式ではないということと、これによって発生した損害については対応できません、ということ。

ただ、よりスマートにやる方法や、不足点などがあれば教えていただけたらありがたいです。

 

環境: Sony VAIO VPCZ21AJ
OS: Windows 8 Pro (x64)


1. Windows 8 をクリーンインストールする。

普通にインストールします。

この際に リカバリディスクを作成してあるのであれば リカバリ領域も含めて吹っ飛ばすと
使える領域が増えていいと思います。

・・・このあたりは気分に任せて。。

 

2. Windows 7 用のソフトウェアをインストールする。

元々は Windows 7 用マシンですので、
その環境で必要であったソフトウェアをインストールします。

必要に応じてリカバリディスクからデータを抽出してインストールをするといいのですが、
今回は「クリーン」ということで、ソフトウェア数も必要最小限のものに限って導入します。

(なお、展開方法は Google 先生にお願いします。。

 

2.1. http://vcl.vaio.sony.co.jp/business/download/driver/model_list.html へアクセスし、
対象となるモデルの  Windows 7 用 32bit 版ドライバーダウンロードページ へ移動します。

ちなみに、今回のマシンですと、
http://vcl.vaio.sony.co.jp/business/download/driver/z6.html
こちらのページになります。

 

2.2. 以下のファイルをダウンロードしてインストールする。


なお、ここで公開されているファイルは自己解凍形式となっていますので、
セットアップ時は任意のフォルダへ解凍して、処理を進めてください。

また、32bit 版ドライバーとありますが、展開された内容には、 64bit 版も含まれております。

(2013/10/23 : 書き間違いがありましたので、修正しました。)

SFEP Driver
1. ダウンロードして展開しておく。
2. デバイスマネージャを開く。
エクスプローラを表示 –> 「コンピュータ」を右クリック –> 「管理」をクリック –> デバイスマネージャ
3. 画面上部にあるメニューバーの「表示」をクリック –> 「デバイス(接続別)」をクリック。
4. 「PCI 標準 ISA ブリッジ」の中の「不明なデバイス」を右クリック –> 「ドライバーソフトウェアの更新」をクリック。
5. 2つめの項目である「コンピュータを参照して・・・」をクリック。
6. 「参照」をクリックし、展開したフォルダを選択「次へ」をクリック。
7. あとはウィザードに従い完了させます。

SONY SHARED LIBRARY
1. ダウンロードして展開します。
2. setup.exe を実行します。

VAIO CONTROL CENTER
1. ダウンロードして展開します。
2. setup.exe を実行します。

VAIO LOCATION UTILITY
1. ダウンロードして展開します。 
2. setup.exe を実行します。

 

3. Windows 8 用の VAIO UPDATE を動作させるために準備をする。

http://www.sony.co.uk/support/en/product/VPCZ21C5E/updates

上記サイトへアクセスします。

「Latest Downloads」内の 「Windows 8」をクリックし、
「Unified Uninstall Tool」 をダウンロードします。

 

項目をクリックし、 詳細ページに遷移しましたら、

image

画面下部のチェックボックスにチェックを入れ、 “Download” をクリックすることでダウンロードが開始されます。

 

セットアップでは、まずはじめのダイアログでは “U.S. English” を選択します。

image

2つめのダイアログでは、ページの下部にある、 “United States” を選択します。

image

あとはウィザードに従い、作業を完了させます。

 

4. Windows 7 上での VAIO Update For Windows 8 Upgrade が終わったように細工する。

とは言っても、こちらで用意したレジストリデータを組みこんでいただくだけです。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Sony Corporation\VAIO Windows 8 Upgrade Utility Tools]
"FinishWin7Mig"=dword:00000001

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Sony Corporation\VAIO Windows 8 Upgrade Utility Tools\Phase]
"2"=dword:00000001
"3"=dword:00000001

レジストリデータの中身は上記のようになっています。

 

同様の内容を、下記 URL にアップロードしました。

http://mimumimu.net/software/blogup/win8_vaioupdate_prepare.zip

これをダウンロード、展開して、中の reg ファイルをダブルクリックして組み込めば完了です。

 

 

5.VAIO Update For Windows 8 Upgrade を走らせる。

http://vcl.vaio.sony.co.jp/windows/8/upgrade/product.html

上記サイトへ移動し、製品を入力して「アップグレード情報を表示」をクリックします。

なお、今回のマシンですと、

http://vcl.vaio.sony.co.jp/windows/8/product/vpc/vpcz21aj.html

このページに遷移します。

ページ下部の 「 VAIO Update For Windows 8 Upgrade 」をダウンロード、実行し、セットアップをすすめます。

このあたりに関しましては、

http://qa.support.sony.jp/solution/S1210030042482/#qatopic_chapterAnswerContents_sectionHowto_step9

こちらのウェブサイトも参考になるかと思います。

 

なお、「自動でのアップデートプログラムのインストールは完了しました」 と表示されれば完了です。

 

6. タッチパッド用ドライバをインストール。

この手法ですと、タッチパッドのドライバが入っておりませんので、

http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/EP0000278410.html

こちらのウェブサイトよりダウンロード、インストールします。

 

なお、導入後、 Synaptics 社のタッチパッド / ドライバにおける Windows 8 用ジェスチャが有効になります。

右端からスワイプするとチャームが出たり、左からスワイプするとアプリ切り替え・・と、

タッチパネルであればうれしいのですが、私自身はあまり好ましくありませんので、

これも切っておきます。

この件に関しましては、

Synaptics 社製タッチパッドで Windows 8 のジェスチャを無効にする。

こちらに書きましたので、ここを参照してください。

 

7. グラフィックドライバをインストール。

Sony 公式ですと、 Windows 8 では Power Media Dock は制限があるよ-。。とアナウンスされていますが、

そんなことはありません。

ただ、inf ファイルをいじったり起動オプションを変更したりと、ステップが多いため、

それらの操作に慣れた方を対象とします。

VAIO VPCZ21AJ + Windows 8 で Power Media Dock のGPU を有効にする。

行う場合はこちらを参照していただけたらと思います。

VAIO VPCZ21AJ + Windows 8 で PMD のGPUアクセラレーション を有効にする。 (修正済)

みむらです。

2013/08/29 追記

SVZ13*、VPCZ2*「AMDグラフィックスドライバーVer.9.12.5.0(Windows 8用)」アップデートプログラム
http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/EP0000298256.html

Sony 公式で Windows 8 向けのドライバが公開されています。

特別の事情がなければ、こちらからダウンロード可能なドライバを使うのが良いかと思われます。

2012/11/27 追記

ドライバの改造に関して、改造先となるドライバの取得元を間違っており、
ページに書いた措置を行っても機能が実現されない状態でした。

現在は修正されております。申し訳ございません。

 

2012/11/29 追記

SVZ13 用の PMD に触れる機会があり、いろいろ検証を行いました。

VPCZ21 をホストとして動作させた結果として動作することは確認しましたが、
SVZ13 において動作テストをしておりませんので、なんとも。。

また、VPCZ2 系と SVZ13 系では、同一の PMD でもハードウェアID が異なるようです。

一部記事を修正し、 SVZ13 用の設定も書き加えましたが、
動作するかはわかりません。。

 

VAIO Z2 を相変わらず Windows 8 仕様にして使っておりますが、
Power Media Dock (PMD) が使えずにしょんぼりしておりました。

http://vcl.vaio.sony.co.jp/windows/8/limit.html

こちらの公式ページにも、
ドッキングステーションのアクセラレータを使用した本体ディスプレイモードは使えないだとか、
電源を切った状態以外での取り外しは出来ないだとか・・いろいろと書かれておりますが。。

 

いろいろとごにょごにょした結果、

imageimage

このように見事使えるようになりましたので記事を書きました。

 

紹介する方法では、
電源投入中(稼働中)での UNLOCK ボタンによる接続解除への対応はもちろん、

01

Windows 8 の描画システムである WDDM 1.2 にも対応しています。

 

まずは、 見やすいところで Final Fantasy XIV のベンチマーク結果。

Intel GPU での描画、もしくは、 Power Media Dock でのアクセラレーションが使えない状態では

05

このような結果に。 ですが、 Power Media Dock をつけると、

04

このように。 もちろんこれは、本体側のディスプレイへ描画する設定になっております。

 

また、記事のはじめにも掲載しておりました、
AOC プランニング ( http://www.aocplan.com ) さんの N-Body シミュレーションを動かしますと、

image

このように、GPGPU 用途でも動作していることが分かります。

結果はこの辺で、ドライバのインストール方法について触れたいと思います。

 

なお、お約束ですが、
この方法は私が個人的に調べてまとめた物に基づいており、
公式ではないということと、これによって発生した損害については対応できません、ということ。

ただ、よりスマートにやる方法や、不足点などがあれば教えていただけたらありがたいです。

 

PC : VAIO VPCZ21AJ
OS : Windows 8 Pro (64bit)


 

作業内容について

 

以下で提示しております手法では、主に次のようなことを行います。

  1. VAIO VPCSA*, VPCSB*, VPCSE* 用に提供されている、
    Windows 8 向けグラフィックドライバをダウンロード (手順 1,2)
  2. 中の inf ファイルを修正 (手順3)
  3. ドライバ署名の確認を無効にした状態で起動し、デバイスマネージャよりドライバをインストールする (手順4)

文章量も長く、かなり面倒なように見えてしまうのは申し訳ないのですが、
実質的に行っている動作は上記のようなこととなりますので、
分かる方は適宜読み飛ばして実施していただけたらと思います。

 


1. 改造元のファイルをダウンロード

http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/EP0000278172.html
こちらのアップデートファイルが使用できますのでダウンロードします。

すいません、上記URLが間違っておりました。

正しくは下記のURLになります。 上記URLのドライバですと動作しません。
http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/EP0000278443.html

 

 


2. ファイルを展開する。

ダブルクリックでは展開できませんので、

http://www.legroom.net/software/uniextract#download

こちらのサイトにて公開されているソフトウェアを利用します。

image

ページの上の方にあります、 Download“UniExtract Binary Archive” をダウンロードします。

image

ソフトウェアを起動し展開処理を開始しますと、このような画面が表示されて処理が進みます。

 

image

終わりますとこのように、 exe ファイルと同名のフォルダが出来、その中にファイルが格納されます。

 

 


3. inf ファイルの書き換え。

Packages –> Drivers –> Display –> W86A_INF と進み、

image

その中にあります、 C8147497.inf を編集します。

image

ファイルを内に上記のような部分がありますので、
ここを下記のように書き換えます。

"AMD Radeon(TM) HD 6470M" = ati2mtag_Vancouver_PXAI, PCI\VEN_1002&DEV_6760&SUBSYS_907B104D
"AMD Radeon(TM) HD 6630M" = ati2mtag_Vancouver_PXAI, PCI\VEN_1002&DEV_6741&SUBSYS_907B104D
"AMD Radeon(TM) HD 6650M" = ati2mtag_Vancouver_PXAI, PCI\VEN_1002&DEV_6740&SUBSYS_9085104D
"AMD Radeon(TM) HD 6650M" = ati2mtag_Vancouver_PXAI, PCI\VEN_1002&DEV_6740&SUBSYS_9084104D
"AMD Radeon(TM) HD 6650M" = ati2mtag_Vancouver_PXAI, PCI\VEN_1002&DEV_6740&SUBSYS_9084104D
"AMD Radeon(TM) HD 7670M" = ati2mtag_Vancouver_PXAI, PCI\VEN_1002&DEV_6740&SUBSYS_90A5104D
"AMD Radeon(TM) HD 7670M" = ati2mtag_Vancouver_PXAI, PCI\VEN_1002&DEV_6740&SUBSYS_90A5104D

2012.11.29 追記

上記の記述を修正しましたので、真下にある「書き換え後」の内容が一部異なりますがご了承ください。

 

書き換え後:

image

書き換えが完了したら保存します。

 


4. ドライバのインストール

ドライバの inf ファイルに署名がありませんので、

ドライバのインストールだけは「ドライバ署名の強制を無効」にした状態でシステムを起動させ、

インストールを行う必要があります。

なお、ドライバ本体は署名がされた状態になりますので、インストール後は通常の環境でそのまま使えます。

 

起動方法:

1. チャームを表示します。

( Win+C を押す or  画面右上もしくは右下にマウスポインタを持って行く or 右端から中央へ画面をスワイプ)

2. 「設定」を選択します。

3. 出てきたバーの一番下にある、「PC設定の変更」を選択します。

4. 左端のメニューから「全般」を選択し、右側の画面の一番下にある 「PC の起動をカスタマイズする」内にある「今すぐ再起動する」を選択します。

5. 「トラブルシューティング」を選択します。

6. 「詳細オプション」を選択します。

7. 「スタートアップ設定」を選択します。

8.「再起動」 を選択します。

9. 再起動後、スタートアップ設定の画面が出ますので、 キーボードの 「7」 を押します。

 

セットアップ方法:

1.  setup.exe を実行します。 (再起動前に展開したドライバの setup.exe を普通に起動します。

2. セットアップウィザードに従い、セットアップを進めます。

 07

上に示しますような画面が出てくるかと思いますので、次へを押して進めます。

また、セットアップ中、高速かカスタムかを聞かれた際は、「高速」を選びますと楽かと思います。

3. デバイスマネージャを起動します。

エクスプローラを表示 –> 「コンピュータ」を右クリック –> 「管理」をクリック –> デバイスマネージャ

4. 「ディスプレイアダプタ」「AMD Radeon HD…」を右クリックし、「ドライバソフトウェアの更新」を選択します。

image

5. 2つめの項目である 「コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを…」を選択します。

6. 2つめの項目である 「コンピュータ上のデバイスドライバー..」を選択します。

7. 「ディスクの使用」 をクリック –> 「参照」をクリック し、先ほど編集した inf ファイル を開きます。

8. 「AMD Radeon(TM) HD 6650M」を選択し、「次へ」をクリックします。

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9. 途中、警告のダイアログが表示された際は、「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選択します。

image

 

インストールが完了しましたら、再起動してください。


12

デバイスマネージャ上ではこのように、

正常に認識されていることが確認できます。

あとは、 Power Media Dock の有無での性能チェックをすれば、

正常に動作しているかどうかが確認できるかと思います。


2012/11/26 追記:

2ch の方にちょろっと書いたのですが、Catalyst Control Center が

デスクトップ上において右クリックした際のメニューに追加されない / 追加されていてもクリックしても起動しない

という現象が発生することがあります。

・・・私の環境においても、インストーラの画面に Catalyst Control Center が出て来ず、

なんだかなーという状態になっていたりします。

あまりきれいな解決法ではないのですが、

使えるようにするために下記の方法で動作することを確認しています。

 

1. setup.exe を起動して「アンインストール」する。

2. コントロールパネルから “AMD Catalyst Install Manager” を削除する。

3. Packages\Apps\CCC2\Core-Static-Net4\ccc-core-static.msi を起動してインストール。

4. Packages\Apps\CCC2\ 以下のファイルを順次インストール。

5. Packages\Apps 以下のうち、

CIM ディレクトリと DotNet4Client 以外のフォルダ内のファイルを順次インストール。

 

とてつもなくスマートじゃないので、上記の本文を書き換えるのはなんだかなーと思っていたりしますが、

このコントロールパネルが使えないと、 AMD XGP の設定 (グラフィックアクセラレーションを、ノートPC の映像出力の支援に使うのか、外部出力の支援に使うのかの切り替え)が出来ませんので、

早いうちに、スマートにインストールが出来る方法を見つけられたらと考えております。

Windows 8 だと dism が標準で使える。

圧倒的自分用メモです。

wim イメージを展開するときに、
Windows 7 までだと Windows AIK を入れて、 imagex をたたいていましたが、
Windows 8 だと、何も入れなくても dism が使える模様。

そんなこんなで、データを出してくる時なんかは、

dism /Apply-Image /ImageFile:hogehoge.wim /Index:1 /ApplyDir:hogehogedir

なんて感じでよさそう。

 

分割されている wim ファイルを扱うときは、

dism /Export-Image /SourceImageFile:hogehoge1.wim /SourceIndex:1 /SWMFile:hogehoge?.wim /DestinationImageFile:hogext.wim

こんな感じ。

MinGW を使って Gnu 系のコマンドを使えるようにする。

みむらです。

前までは、この記事 にあったように GnuWin32 を使っていたのですが、古いなと思いまして。
Gow とかも選択肢にはあったのですが、もういっそ MinGW とか試してみるかと思って試してみました。

結果としては非常によく、
パスを設定すればコマンドプロンプトからも利用できるので、 GnuWin32 の移行先として、
問題ないように感じました。

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CygWin のように、変にシステムを汚すような事もないような感じですので、
早速 GnuWin32 から移行しました。


導入:

1.MinGW をインストールする。

SourceForge 上のプロジェクトのダウンロードページへ移動します。
http://sourceforge.net/projects/mingw/files/

image

深く潜らなくとも、
”Looking for the latest version?” という事でダウンロードリンクが張られていますので、
こちらからダウンロードします。

 

ダウンロードが完了し、起動しますと次のような画面が出ますので、ウィザードに従ってインストールを進めます。

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また、スタートメニューに関しては、項目が増えるのを嫌う場合は
項目を作成しないようにしても構いません。

image

 

また、 Select Components の画面では、今回のケースの場合、
最低限でも下2つの項目にチェック を入れます。

image

なお、元々開発用のツールですので、
ディスクに余裕があれば、コンパイラもインストールしておきますといいかと思います。

 

そのまま進めますと、
image

このような画面が出てきて処理を開始しますので、完了まで待ちます。

 

最後までウィザードを進めれば完了です。


2.パスの設定 – システムのプロパティを表示。

設定をするために、システムのプロパティを開きます。

 

手順 ( Windows キーがあるキーボードの場合

 

2.1.1 Winキー + R を押し、 「ファイル名を指定して実行」を表示し、「 sysdm.cpl 」と打ち、 OK を押します。

image

2.1.2 システムのプロパティが表示されます。

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2.1.3 詳細設定タブに切り替えます。

image

 

 

手順 ( Windows キーがない場合

 

2.2.1 コントロールパネルを開きます。

image

2.2.2. 「システムとセキュリティ」を選択します。

image

2.2.3. 「システム」を選択します。

image

2.2.4. 「システムの詳細設定」を開きます。

image

 


3.パスの設定

「環境変数」をクリックします。

image

 

「システム環境変数」内から「Path」を探して選び、「編集」をクリックします。

image

 

編集ダイアログが開きます。

image

 

ここで、先ほどインストールした MinGW のパスをエクスプローラで開き、
パスを確認します。

確認する部分は2点あり、
MinGW 直下の bin フォルダおよび、 msys フォルダ以下にある bin フォルダを探します。

 

なお、執筆時点 (2012/11/19) で、
デフォルトのままインストールを行った環境では、

C:\MinGW\bin
C:\MinGW\msys\1.0\bin

の2つを path に追加します。

 

ただ、今後のバージョンアップや、インストールディレクトリの変更によって変化する可能性が考えられますので、
その際は適宜読み替えてください。

 

確認が完了しましたら、変数値の文字列の後ろ
セミコロン ( ; ) 区切りで、パスを追記していきます。

 

執筆時点の状態で、デフォルトインストールした場合は先述の2ディレクトリとなりますので、
この場合追記するのは、次のような文字列となります。

;C:\MinGw\bin;C:\Tools\MinGW\msys\1.0\bin

image

 

追記が完了しましたら、 “OK” を押して行き、画面を閉じます。

 


4. 文字化け対策

ここまで完了しますと、あらゆるプログラムから簡単に呼び出せるようになっています。

例:

image

 

ですが、まずこの状態ですと、 ls コマンドが文字化けを起こしますので、

テキストエディタを起動し、

@ls.exe -–show-control-chars --color=auto %*

と記述し、

MinGW のフォルダ内の bin フォルダ  (デフォルトのインストール先であれば、 C:\MinGW\bin)に、

ls.cmd という名前で保存します。

 

※Unix-like に alias のようなコマンドで設定したい、 .profile のような仕掛けで自動的に・・という場合は、

Windows のコマンドプロンプトで .profile みたいなの – みむらの手記手帳

こちらの記事を参照して設定をお願いします。

 


以上が追加方法になります。

また、コマンドを追加する場合は、

mingw-get install (package)

のようにすればインストールされます。

 

mingw-get list

このコマンドによって、インストール可能なパッケージの情報が出てきますので、

grep でフィルタを掛けると、目的のパッケージがインストールできるのではないかと思います。

 

例:

wget をインストールする。

mingw-get install msys-wget

 

ファイルは事前にパスを通してある場所にインストールされますので、

追加直後から使用する事ができます。

 

また、 bash も呼び出せますので、Windows のコマンドプロンプトと適宜行き来をおこなったり、

mintty を使えるようにする | dogmap.jp

http://dogmap.jp/2011/11/15/mintty/

こちらのウェブサイトにおいて紹介されておりますような、 mintty を利用するなど、

GnuWin32 よりもかなり使える環境が手に入るのではないでしょうか。

Windows の コマンドプロンプトで .profile みたいなの。

レジストリにおいて、

\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor

いかに、文字列値で、 “AutoRun” という値を作ってあげると、

その中の文字列に指定されたものが、コマンドプロンプトの実行時に実行されるというもの。

また、この値は

HKEY_LOCAL_MACHINE と HKEY_CURRENT_USER 以下にも置けて、

それぞれ、システム全体と、各ユーザに設定できるようです。

参考 :

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/command002/command5.html

 

これを応用して、 bash だったり zsh だったりのように、

起動時にホームディレクトリに .profile のようなファイルがあったら読み込んでくれる仕掛けがあったら幸せになるのではとふと思い、autorun.cmd が存在していたらそれを読み込むようなスクリプトを組んでみました。

下に示すコードを、コマンドプロンプトに貼り付けるなりして実行しますと、レジストリエントリが追加され、スクリプトが組み込まれます。

※なお、下2つのスクリプトについては、管理者権限で実行してください。

 

実行したユーザの環境において、ユーザプロファイルフォルダ (/Users/(hogehoge)/) 直下に

autorun.cmd があれば、コマンドプロンプトの起動時に実行する:

reg add "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor" /v AutoRun /d "@ECHO OFF & IF EXIST \"%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\autorun.cmd\" \"%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\autorun.cmd\" & ECHO ON"

 

すべてのユーザ環境において、ユーザプロファイルフォルダ (/Users/(hogehoge)/) 直下に

autorun.cmd があれば、コマンドプロンプトの起動時に実行する:

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor" /v AutoRun /d "@ECHO OFF & IF EXIST \"%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\autorun.cmd\" \"%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\autorun.cmd\" & ECHO ON"

 

すべてのユーザ環境において、システムドライブ直下に autorun.bat があれば、

コマンドプロンプト起動時に実行する:

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor" /v AutoRun /d "@ECHO OFF & IF EXIST \"%SystemDrive%\autorun.bat\" \"%SystemDrive%\autorun.bat\" & ECHO ON"

 

これらの使い方としては、

コマンドプロンプトにおいての alias – みむらの手記手帳

のようなものがあるのかなーとふと。