Office のリボンメニューが使いにくい人向け : リボンメニューの項目をカスタマイズする

みむらです。

「リボンが使いにくい」ということで
こういうこともできるよ! ということを示したところ、これいいじゃん!
と言うことになりましたので、
Office のリボンが使いにくい! と思う人向けに。

ちなみに、リボンメニューというのは、
Word や Excel などの Office 製品を立ち上げたときの画面上部にある、
オレンジ色で括った、この部分のことです。

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これをいじって、

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こんな感じのメニューにしてみよう、という話です。

 

なお、画像はすべて Word 2013 となりますが、Word 2010 でも確認しており、
また
Word 以外の Excel, PowerPoint, Outlook 等の Office 製品でも同様の操作は
可能であることを確認しています。

・・・なお、追加作業が面倒くさい、という方向けに Word 2013 用の設定ファイルを作成しました。
記事の最後にて公開しています。


1. 「リボンのユーザ設定」を開く

画面上部にあるリボンメニューを右クリックし、「リボンのユーザ設定」をクリックします。

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次のような画面が表示されます。

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2.新しいタブを作成する

「リボンユーザ設定」の下にある「新しいタブ」をクリックします

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「新しいタブ(ユーザ設定)」と書かれた項目が追加されます。

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追加された項目を選択し、「▲」ボタンを押して一番上に移動させます。

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名前の変更をクリックし、適当な名前に変更します。

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次のような画面が出ますので、

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オレンジで示した場所に自分がわかりやすい名前(今回の例では「ツールボックス」)を入力し、
OKをクリックします。

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3.タブの中身を作っていく

中身を埋めていきます。
ここで、左側のリストを「メイン タブ」のリストに切り替えておくと作業が楽です。

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3.1.グループ単位で追加する。

まず例として、「クリップボード」メニューを追加してみます。

「ホーム」メニュー内の「クリップボード」を選択します。

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画面中央にある「追加(A)>>」をクリックします。

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右側の項目に「クリップボード」が追加されます。

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このような感じで追加していきます。

 

このように、
「左辺のものを右辺に入れる」というような操作方法で
項目を追加していきます。

 

また、何か間違えたものを入れてしまった場合は、削除したい項目を右側の欄から選択し、
「<<削除(R)」をクリックすると消えます。

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すべての項目の追加が終わったら、 “OK” をクリックします。

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そうすると、
このように、先ほど追加したタブとその項目が表示されます。

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3.2. コマンド単位で追加していく

上記で示した方法の他に、コマンド単位で追加を行うことも出来ます。
例として、「新しいグループ」にファイルコマンドを設定してみます。

ウィンドウを閉じてしまっている場合は、
再度リボンメニューを右クリックし、「リボンのユーザ設定」をクリックすることで
再び表示されます。

 

先ほどは「メインタブ」を選びましたが、
今回の例では「 [ファイル]タブ 」を選びます。

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右側の「新しいグループ(ユーザ設定)」をクリックして選択状態にしておきます。

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「名前の変更」をクリックします。

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出てきた画面において、
オレンジ色で示した枠内に自分がわかりやすい名前(今回の例では「ファイル」)を入力し、
”OK” をクリックします。

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左の欄から追加したい項目を選択し、画面中央の「追加(A)>>」をクリックして追加します。

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今回私は
「新規作成」
「開く」
「上書き保存」
「他の形式で保存」
「プレビューと印刷」
を追加しました。

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これで OK を選ぶと、

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このようなメニューになります。

 

また、もう一つ別のグループを作る場合は、
「新しいグループ」をクリックするといくつでも作成可能です。

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上記の操作を繰り返して、私の例ですがこのようにしてみました。

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内訳は次のようになります:

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ファイルグループ:
新規にグループを作成し、
下記のコマンドをコマンドを「  [ファイル] タブ 」  から追加しました。

「新規作成」
「開く」
「上書き保存」
「他の形式で保存」
「印刷プレビューと印刷」

編集グループ:
新規にグループを作成し、
下記のコマンドを「基本的なコマンド」から追加しました。

「元に戻す」
「切り取り」
「コピー」
「貼り付け」
「削除」

フォントグループ:
「メインタブ」 の 「ホーム」 の中にある「フォント」を追加

ページ設定グループ:
「メインタブ」 の「ページレイアウト」の中にある「ページ設定」を追加

段落グループ:
「メインタブ」 の「ページレイアウト」の中にある「段落グループ」を追加

ツールグループ:
新規にグループを作成し、下記のコマンドを
コマンドを「メインタブ」 の 「校閲」の「文章校正」から追加しました。

「スペルチェックと文章校正」

 


このように、リボンメニューのどこに何があるのかがなかなか覚えられなくても、
カスタマイズして自分の使うコマンドを常に出しておくことで、
作業を円滑に進められる環境を構築できます。

 


手抜き:設定ファイルをダウンロードして導入する

Word 2013 向けの設定ファイルを下記 URL にて公開しております。

http://mimumimu.net/software/blogup/Word_Customizations.zip
(11/08 追記 : リンク切れしていましたので治しました )

 

導入するためには、
まず、ファイルをダウンロードして展開(解凍)します。

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“Word Customizations.exportedUI” というファイルが展開されます。

 

Word を起動させ、
リボンメニュー上で右クリックし、「リボンのユーザー設定」をクリックします。

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「インポート/エクスポート」から「ユーザ設定ファイルをインポート」を選択します。

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展開したファイルを読み込ませます。

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この質問には「はい」を選択します。

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画面下部の OK をクリックして画面を閉じます。

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というわけで、カスタマイズについて触れました。

・・・でも私自身、デフォルトのリボンメニューで普通に使えておりまして、
このカスタマイズはしていないのが実情です。
あまりよいタブではないかもしれません・・。すいません。

何か不明な点などがあれば、コメント欄にて受け付けております。

Office のリボンメニューが使いにくい人向け : リボンメニューの項目をカスタマイズする” に1件のフィードバックがあります

  1. Nifty

    前々から、「リボン作った奴はアホか」と罵りつつ、何とかできないかとあちこち探して こちらを拝見しました。
    漸く邪魔くさいリボンを ツールバーっぽく纏められました。
    ありがとうございます^^

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