オペレーティングシステム 設計と実装 第3版 1.1
カーネルモードとユーザモード
カーネルモード
CPUがアーキテクチャのすべてに対して命令を実行出来る状態。
すべてのメモリを始めとするハードウェア資源のすべてにアクセス可能な状態で、
主にOSのカーネルが動作する時に利用するモード。
別名として、マスターモード、スーパバイザモード、特権モード などと呼ばれる。
ユーザモード
コンピュータ資源へのアクセスが一部制限されている状態。
通常のアプリケーションプログラム、ソフトウェアが動作する際に利用するモード。
オペレーティングシステムの行う主な仕事
- ハードウェアを抽象化し、共通化された機能を提供する。
- アプリケーションに対してハードウェア資源を割り当てる。
- CPU時間を均等に各プロセスに与えて実行させる。
(スケジューラによっては均等に割り当てられない) - 共通したユーザインターフェイスの提供
(ユーザが使いやすいインターフェイスの提供) - データの管理
要は主に、各リソースの資源管理および、ユーザインタフェースの共通化を行う。