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YAMAHA ルータの設定を Visual Studio で書きやすく

どうもみむらです。
あけましておめでとうございます! ってやつです。

 

新春はやっぱり「書き初め」しますよね。
新年の抱負や決意をしたためるわけです。

 

私もしようとしていたんです。
絶対に LAN1/1 から開始する通信を LAN1 に流してはいけない、とか。

でもなんというか、書くための環境が気になって手を出してしまったところ
まだ書けていないのが実情です。

・・近いうちにやらないといけませんね。

 

今回はそんな中で生まれたツールをひとつ。


YAMAHA ルータコンフィグ用 Visual Studio 拡張

私も YAMAHA のルータを使うユーザの一人なのですが、
何かコンフィグを書くときに、無機質で疲れてくる、そんなことはありませんか。

YAMAHA NVR500 と OCN でひかり電話と IPv6

ヤマハルータと Hyper-V でネットワーク的な隔離環境を作ってみる

 

ふと昨晩思い立ちまして

作ってみました。

 


動作イメージ:

image

 

とりあえず、知られたコマンドとコメントアウトを色付けて、
知られたコマンドの後ろに続く文字列を緑色で着色する・・・そんな酷い実装なんですが
なんだかんだ見た目が良くなっているのでいいかなと! (ひでえ

あと、深夜のノリで IntelliSense も出るようにしてみました。
・・・これ出すために昨晩ページをスクレイピングしてすいませんでした >ヤマハの中の人

 


準備:

Visual Studio 2013 を使いますので、持っていない方はこちらから:
http://www.microsoft.com/ja-jp/dev/products/community.aspx 

昨日作った YAMAHA ルータの色づけ器はこちらから:
http://mimumimu.net/software/blogup/YamahaClassifier.zip

 

インストール:

ダウンロードした zip ファイル内の “YamahaClassifier.vsix” をダブルクリックすると次のような画面が出ますので「インストール」をクリックします。

image

 

使い方:

1.何でもいいのでプロジェクトファイルを作成します(苦笑)

たぶん Visual C++ の Win32 コンソールアプリケーションが
一番きれいでいいと思います・・!

image

 

2.拡張子 “.yconf” のファイルを作る (空でもOK)

image

作ったらあとはそのファイル上でルータのコンフィグを書いていきます。

 


開発者向け:

https://github.com/mimura1133/YamahaConfigClassifier

オープンソースですんで、ご自由にいじってくださいなー。
ライセンスとしては MIT ライセンスに従いますんでご自由にー。

Visual Studio で TeX を編集する話

この記事は Visual Studio Advent Calendar 2014 の 15日目の記事です。

 


2016/01/27 Update:

プロジェクトファイルとして作成できるようにしっかりと作り直してみました。
もしよろしければ、下記の記事をどうぞ。

TeX Support for Visual Studio を作ってみた。


 

皆さんこの時期ですと、やっぱり卒論・修論と大変忙しいかと思います。

さて、皆さんは何のエディタで編集していますでしょうか。
Vim? Emacs?

いえいえ、やっぱり Visual Studio でしょう?

 

ってことで作ってみました。

 

 

・・本当は長々と書く予定だったのですが
やっぱり12月でして、私自身も忙しく書く暇が取れませんでしたので、
以前 CSS 3.0 にて発表した資料を公開します。

・・実際、長々と書く予定だった物がほぼ入ってます。


カスタムビルドステップのコマンドについて:

 

F5 でのビルドに関しては、資料中にもあるようにカスタムビルドステップを使用します。

cd "$(SolutionDir)\\$(SolutionName)"
copy /y $(TargetName).tex $(Configuration)
cd $(Configuration)
platex $(TargetName) -halt-on-error
bibtex $(TargetName) -halt-on-error
platex $(TargetName) -halt-on-error
dvipdfmx $(TargetName)
copy /y $(TargetName).pdf "$(OutputPath)\\$(TargetFileName)"

 

.tex ファイルのカスタムビルドステップとして、

こんな感じのコマンドを指定しておくと、F5 キーを押したときに勝手に pdf 化までしてくれます。

もちろん、ビルド中にエラーがあれば止まります。

 

資料中に png の画像を埋め込んでいる場合は、

cd "$(SolutionDir)\\$(SolutionName)"
copy /y "%(FullPath)" $(Configuration)\%(Filename).png
cd $(Configuration)
extractbb %(Filename).png

こんな感じのコマンドを、ビルドコマンドとして指定します。

 


TeX ファイルの色づけについて

 

色づけについてはプラグインを入れる必要がありますので、

以前私が適当に書いた物を公開します。

https://mimumimu.net/mimura1133/TEX_CLASSIFIER.vsix

これを Visual Studio にインストールすれば、TeX ファイルが色づけされます。

 

注意:

vsix ファイルの中身は zip ファイルなので、

一部のブラウザでは zip ファイルとしてダウンロードされるかと思います。

その場合は拡張子を .zip から .vsix に変更してください。

 

・・ただ、このプログラムは重大なバグを持っていまして

こいつが有効だと、すべてのファイルに対して色づけを試行しようとします。

・・・ファイル拡張子でフィルタすればいいだけなのですが

実は以前作ったとき、一時的に使う予定だったので RAMディスク上で作りまして

ソースコードが全くなくて。

・・・作り直す暇も無かったので現状のまま・・ということで。今度ちゃんと作り直します・・。

 

・・・・もしよろしければどうぞ-。

Visual Studio の C++ プロジェクトでフィルタではなくフォルダを使う

お久しぶりです。みむらです。

なんだかんだ書きたいことは多々あるのですが、
書く気力と時間がどうしても・・。ごめんなさい。

 

さてさて。

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なんだかんだで Visual Studio で C++ を用いたプログラムを書くことが多々ありまして、
その関係で一つ。

右側(Express 版だと左側の方が多いかも・・。)
にあるソリューションエクスプローラにおいて、
フォルダを追加しようと右クリックメニューの追加を見に行っても、

image

「新しいフィルター」となっており、フォルダの作成メニューではありません。
このときに、フィルタではなくフォルダを作って管理したい時にどうすればいいかという話です。

 


1.「すべてのファイルを表示」ボタンをクリックします。

image

なお、クリックすると下に示すように、
フィルタによる表示ではなくなり、ファイルツリーでの表示になります。

image

 

2.フォルダを作ります。

image

先ほどの「新しいフィルター」のメニューが、「新しいフォルダー」に変わります。


私自身は普段フィルタを使って作業していますが、
何となくフォルダでやってみたくなりまして調べてみて、
なかなか見つからなかったのでメモしました。

Visual Studio で C++ のテストをするとき、ブレークポイントを貼れない時のチェックポイント。

みむらです。

相変わらずの長々としたタイトルですが、
このブログ、主に私自身が使うので(ぁ タイトルで内容が把握できた方が都合がいいのです。
・・・RSS リーダーとかで読んでる方ごめんなさい。

今回は、某プロダクトのコードを書いている時にはまった現象。

(環境は Visual Studio 2010 にて検証。


現象:

「ブレークポイントは現在の設定ではヒットしません。このドキュメントのシンボルが読み込まれていません。」
と出て、ブレークポイントを設定しても無効になる。

具体的には、ブレークポイントを貼ったところが実行時に無効状態になり、
マウスでポイントすると、上記メッセージがでる。

 

確認箇所および修正:

Google で検索しますといろいろなサイトがヒットしますが、
それらで指示されている部分をまず確認。

要約しますと次の通り。
(引用元 : http://ameblo.jp/waka21/entry-10289918886.html

・プロパティ構成が「Debug」か。
・Debug 構成でビルドされた lib, dll を使っているか。
・リンカ設定を確認し、きちんと読み込まれるように設定されているか。
・プロジェクトプロパティの構成プロパティ –> デバッグ –> 「デバッガーの種類」が正しく設定されているか。

今回はこれらをチェックしても改善しませんでしたが、以下の設定を確認して解決しました。

プロジェクトプロパティにおいて、
構成プロパティ –> C/C++ –> コード生成 –> 「最小ビルドを有効にする」 が 「いいえ(/Gm-)」
に設定されているかどうか。

ということで、「簡易ビルド /Gm」が有効になっていると、
ブレークポイントが貼れなくなることがありますので、填まっている方は是非確認をしてみてはいかがでしょう。

Visual Studio でのインデントの整形方法。

メモ。

コーディング技法 : http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa291593(v=VS.71).aspx

このページを見てみますと、
インデントに関して「空白4個などに定め」とあります。

たぶんタブでもいいんでしょうけれど、何となくタブ幅でまた議論になりますので、
空白4文字にしてみます。

 

というわけで、Visual Studio での設定:

1.「タブの保持」から「空白の挿入」へ変更する。
(なお別の方法にする場合、ここを規約に則った形に設定します。)

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2.コードを全部選択して、Ctrl-K, Ctrl-F と押す。

・・・コードの量にあわせて時間が掛かりますが、ソースコードがすべて整形されます。


追加メモ:
下記の2つのアドインも入れておくといいかも。

Indent Guides:
http://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/e792686d-542b-474a-8c55-630980e72c30

スクリーンショット

入れますとこういう感じで、ガイドラインがエディタ上に表示されるため、
インデントのスペース数がおかしい場合はここですぐにわかります。

 

Productivity Power Tools :
http://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/d0d33361-18e2-46c0-8ff2-4adea1e34fef/

このアドインは多くの機能がありますが、
(詳細は窓の杜の記事を参照してください。)

空白とタブのインデントがごちゃ混ぜに入っている場合、どちらかに直してくれる機能があります。

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混ざっているソースコードを開きますと、こういうメッセージが表示され、
Tabify でタブによるインデント、
Untabify でスペースによるインデントに統一されます。