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Win8 で通信回線の種別を判定する。(できるとおもう

みむらです。これは完全にメモ書き。
・・・検証環境がないので実験できていませんが(ぉぃ

 

環境:

Windows 8
.net Framework 4.5

 

要求:

・インターネットにつながってる
・容量制限や従量課金の回線じゃないことを判定する。

 

コード:

                var profile = NetworkInformation.GetInternetConnectionProfile();
                if (profile != null)
                {
                    if (profile.GetNetworkConnectivityLevel() == NetworkConnectivityLevel.InternetAccess
                        && profile.GetConnectionCost().NetworkCostType == NetworkCostType.Unrestricted)
                    {
                        // ほげほげ
                    }

                }

 

やっぱり、回線を気にして通信させたいよね、とふと。

あとで組み込もう。

ビット演算と論理演算と高速化と。

みむらです。

「私と小鳥と鈴と」って中学か小学校かでやりませんでしたかね。
どうでもいいですね。ごめんなさい。

C でコードを書いていると、AND 演算や OR 演算をよく使うんですが、
よく “&” と “&&” だったり、 “|” と “||” を間違えていたりします。

や、眠たいときや全力で \バリバリバリバリ/ みたいなことしているときによくやるんですが、
自戒を込めてメモ。 たまにテストで填まった時によく確認するとこれ、ってこともあるので。

 

サンプル

#include <stdio.h>

int main(void){
	int a = 0xFF;
	int b = 0x64;

	printf("BITWISE = 0x%x, LOGICAL = 0x%x",a&b,a&&b);
	return 0;
}

実行するとわかりますが、結果として、

BITWISE = 0x64, LOGICAL = 0x1

こうなるかと思います。

 

つまり、

演算子 意味
& ビットごとの論理AND
&& 論理AND

となるわけで、意味が異なります。

時に、C ですと、結果が 0 以外であれば TRUE として処理するように考えていますと、

演算子を書き間違えていたときに問題が起きるので、

該当箇所は func() != 0 というような感じで書いておくといいのかも、とふと。

 

OR 演算も同じような感じで。

#include <stdio.h>

int main(void){
	int a = 0x100;
	int b = 0x64;

	printf("BITWISE = 0x%x, LOGICAL = 0x%x",a|b,a||b);
	return 0;
}

もちろん結果も、

BITWISE = 0x164, LOGICAL = 0x1

こんな感じで変わってきます。

 

 

最後に高速化について。

C や C++ ではコンパイラによると思うので、私はよくわかりませんが、

C# においては、演算子の使い分けで高速化ができるようです。

& 演算子 (C# リファレンス)

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/sbf85k1c.aspx

&& 演算子 (C# リファレンス)

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/2a723cdk.aspx

こちらのウェブサイトを見比べるとわかるのですが、

& 演算子の場合は双方を評価して結果を出しますが、

&& 演算子の場合は単なる論理 AND のため、最初の演算で結果が確定する場合は2個目以降は演算しません。

要は、

funcA() & funcb()

とあった場合は、結果にかかわらず両方を演算し、

funcA() && funcb()

とあった場合、 funcA() が False を返す場合、 funcb() は実行されません。

これを応用すれば演算が最小限で済み、演算が高速になることが容易に考えられます。

(ただ、評価順を最適化する必要があるかとは思います。)

 

またやろうと思えば、

if(hoge.IsEnable() && hoge.type == Hoge.HOGEHOGE) { }

のような、有効なら細かく調査していく みたいなことも書けるのだとは思いますが、

私のような人には危険な気がしますが。

 

 

そんなこんなで特に私の場合、ビットごとの論理演算をしているかどうか。

これを間違えないようにコードを書きたいですね。

ってことで、よく間違いをやらかすのでメモ。

 


追記(2012/11/04 7:07):

記事についてコメントをいただきました。

最後の部分について、

世間では「ショートサーキット評価」と言うそうで、言語仕様で明確に定義されているとのこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E7%B5%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1

また、返値もブーリアンではなく最後に評価した値となる言語もあるようで、いろいろとおもしろそうです。

Visual Studio でのインデントの整形方法。

メモ。

コーディング技法 : http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa291593(v=VS.71).aspx

このページを見てみますと、
インデントに関して「空白4個などに定め」とあります。

たぶんタブでもいいんでしょうけれど、何となくタブ幅でまた議論になりますので、
空白4文字にしてみます。

 

というわけで、Visual Studio での設定:

1.「タブの保持」から「空白の挿入」へ変更する。
(なお別の方法にする場合、ここを規約に則った形に設定します。)

image

2.コードを全部選択して、Ctrl-K, Ctrl-F と押す。

・・・コードの量にあわせて時間が掛かりますが、ソースコードがすべて整形されます。


追加メモ:
下記の2つのアドインも入れておくといいかも。

Indent Guides:
http://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/e792686d-542b-474a-8c55-630980e72c30

スクリーンショット

入れますとこういう感じで、ガイドラインがエディタ上に表示されるため、
インデントのスペース数がおかしい場合はここですぐにわかります。

 

Productivity Power Tools :
http://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/d0d33361-18e2-46c0-8ff2-4adea1e34fef/

このアドインは多くの機能がありますが、
(詳細は窓の杜の記事を参照してください。)

空白とタブのインデントがごちゃ混ぜに入っている場合、どちらかに直してくれる機能があります。

image

混ざっているソースコードを開きますと、こういうメッセージが表示され、
Tabify でタブによるインデント、
Untabify でスペースによるインデントに統一されます。

銀行丸めと四捨五入。

というわけで、端数の丸め処理についてです。

端数処理ということで、たぶん思いつくのは、

  • 切り捨て
  • 切り上げ
  • 四捨五入

こんなところではないかと思います。

ここで、テストデータとして

11.4, 11.5, 11.6, 12.4, 12.5, 12.6

という6つのデータを用意します。
それぞれの処理についてですが、通り下記のようになります。

データ 切り捨て 切り上げ 四捨五入
11.4 11 12 11
11.5 11 12 12
11.6 11 12 12
12.4 12 13 12
12.5 12 13 13
12.6 12 13 13

 

C や C# そして Ruby や Java などでは、実数を整数に丸める際、
単純にキャストしますと切り捨てますが、

round 関数で丸める際に、挙動が異なります。

Python:
image

Ruby:
image

C#: (自作のシェル経由でごめんなさい)
image

 

C や Ruby, Java では四捨五入がデフォルトで行われますが、
C# では、銀行丸めがデフォルトで行われます。

正式名称は 「最近接偶数への丸め」と言いますが、
「銀行丸め」のほか、「JIS丸め」「ISO丸め」とも言われます。

[Wikipedia の解説記事]

JIS丸めとは?
http://homepage1.nifty.com/s_miyake/hp/jisround.htm

JIS Z 8401
http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=94037

 

上の記事の文章を用いて、簡単に説明すれば、

N桁で丸める場合
第N桁が偶数なら 5以下は切り捨て。それ以外は切り上げ。
第N桁が奇数なら 5未満は切り捨て。それ以外は切り上げ。

 

この挙動について、
11.5 と 12.5 という2つの値を整数値に丸めるという場合で説明しますと、

まず 11.5 の場合。
整数値に丸めるので、整数第1位に丸めることになります。

この場合、整数第1位の値は 1 となり、「奇数」です。
次にこの一つ下の値を参照し、 5 であるため、奇数で5未満でないため切り上げ。

よって、 12 となります。

 

次に 12.5 の場合。

同様に整数第1位の値を見ると 2 となり「偶数」です。
一つ下の値は 5 であるため、偶数で5以下のため切り捨て。

よって、12 となります。

 

ただどうしてこういう丸め方をしているかというと、
主に銀行や統計などにおいて、誤差を小さくするために用いられています。

整数に丸める時の注意 – DiaryException
http://d.hatena.ne.jp/LaclefYoshi/20110430/1304138274

こちらの記事におもしろい実験結果がありますので、参照して頂けたら。

 

上記ブログで用いられている R という言語は、統計に特化した処理系ですので、
やはり誤差を抑えるために、銀行丸めが行われているものと思われます。

 

というわけで、先ほどの結果に、銀行丸めと合計を追加すると以下のようになります。

 

データ 切り捨て 切り上げ 四捨五入 銀行丸め
11.4 11 12 11 11
11.5 11 12 12 12
11.6 11 12 12 12
12.4 12 13 12 12
12.5 12 13 13 12
12.6 12 13 13 13

 

というわけで、統計やトレードなどを行う場合はありがたいわけですが、
どうしても四捨五入を行わなければならない場合があります。

その場合は、Math.Round(val) としているところを、

Math.Round(val, MidpointRounding.AwayFromZero);

とすることで解決可能です。

image

 

ではではー!

Console Twitter を公開しました。

image

ておくれてない、まだ、まだだっ!!
ということでみむらです。

先日の OAuth の記事 を書いた後、やっぱりクライアントを作りましょうということで。

ttytter っぽいものを意識しましたが、自分が使いやすいように作ってみました。

 

Microsoft .NET Framework 3.5 がある環境であれば実行可能です。
(Windows 7 では標準搭載)

 

http://mimumimu.net/software/#ConsoleTwitter
上記URL よりダウンロード可能です。

 

ただつぶやくだけではなく、下記のコマンドを使うことで様々な操作も可能です。

/rep リプライ一覧を表示
/rep (番号) (ツイート) リプライを送ります。

ex) /rep 01 ておくれてない!

/fav お気に入りに登録したツイートを表示します。
/fav (番号) お気に入りに登録します。
/unfav (番号) お気に入りを解除します。
/rt (番号) リツイートします。
/find (テキスト) 指定したテキストで Twitter 上のツイートを検索して表示します。

 

コンソールで表示されて、全部がキーで行うということで、
シンプルでかつ、操作も覚えやすいのでは無いでしょうか。

 

ということで、よろしくお願いします-。


追記:ソースコード公開しました。

https://github.com/mimura1133/Console-Twitter