Visual Studio で TeX を編集する話


この記事は Visual Studio Advent Calendar 2014 の 15日目の記事です。

 

皆さんこの時期ですと、やっぱり卒論・修論と大変忙しいかと思います。

さて、皆さんは何のエディタで編集していますでしょうか。
Vim? Emacs?

いえいえ、やっぱり Visual Studio でしょう?

 

ってことで作ってみました。

 

 

・・本当は長々と書く予定だったのですが
やっぱり12月でして、私自身も忙しく書く暇が取れませんでしたので、
以前 CSS 3.0 にて発表した資料を公開します。

・・実際、長々と書く予定だった物がほぼ入ってます。


カスタムビルドステップのコマンドについて:

 

F5 でのビルドに関しては、資料中にもあるようにカスタムビルドステップを使用します。

cd "$(SolutionDir)\\$(SolutionName)"
copy /y $(TargetName).tex $(Configuration)
cd $(Configuration)
platex $(TargetName) -halt-on-error
bibtex $(TargetName) -halt-on-error
platex $(TargetName) -halt-on-error
dvipdfmx $(TargetName)
copy /y $(TargetName).pdf "$(OutputPath)\\$(TargetFileName)"

 

.tex ファイルのカスタムビルドステップとして、
こんな感じのコマンドを指定しておくと、F5 キーを押したときに勝手に pdf 化までしてくれます。

もちろん、ビルド中にエラーがあれば止まります。

 

資料中に png の画像を埋め込んでいる場合は、

cd "$(SolutionDir)\\$(SolutionName)"
copy /y "%(FullPath)" $(Configuration)\%(Filename).png
cd $(Configuration)
extractbb %(Filename).png

こんな感じのコマンドを、ビルドコマンドとして指定します。

 


TeX ファイルの色づけについて

 

色づけについてはプラグインを入れる必要がありますので、
以前私が適当に書いた物を公開します。

https://mimumimu.net/mimura1133/TEX_CLASSIFIER.vsix

これを Visual Studio にインストールすれば、TeX ファイルが色づけされます。

 

注意:
vsix ファイルの中身は zip ファイルなので、
一部のブラウザでは zip ファイルとしてダウンロードされるかと思います。
その場合は拡張子を .zip から .vsix に変更してください。

 

・・ただ、このプログラムは重大なバグを持っていまして
こいつが有効だと、すべてのファイルに対して色づけを試行しようとします。

・・・ファイル拡張子でフィルタすればいいだけなのですが
実は以前作ったとき、一時的に使う予定だったので RAMディスク上で作りまして
ソースコードが全くなくて。

・・・作り直す暇も無かったので現状のまま・・ということで。今度ちゃんと作り直します・・。

 

・・・・もしよろしければどうぞ-。

YAMAHA ルータでDHCP のスコープごとに、通知する WINSサーバや DNSサーバのアドレスを変える


みむらです。

YAMAHA ルータを使用している環境で、
DHCP のスコープごとに WINS サーバのアドレスや DNS サーバのアドレスを変えてみる話です。

需要としては、
VLAN を切って複数のネットワークを構築していたりとか、接続口ごとに用途を分けていて、
内部のネットワークと、ゲスト用ネットワークを分けている場合などにおいて、
単に、”wins server hogehoge” と書くと、全部に通知されてしまうのですが
内部のネットワークのみに通知して、それ以外には通知しないようにする、とか。

あとは同様のネットワークで、YAMAHA ルータの DNS サーバにて独自のレコードを記述してあって
ゲスト用からは YAMAHA ルータの DNS サーバではなくて
他のサーバに問い合わせに行くように指示したいとか。


つかうもの:

“dhcp scope option” コマンドを使う。

使い方:

例)

192.168.1.1/24 (LAN1) には WINS サーバ 192.168.1.2 を見せて、
192.168.2.1/24 (LAN2) には WINS サーバを見せない。

ip lan1 address 192.168.1.1/24
ip lan2 address 192.168.2.1/24

dhcp scope 1 192.168.1.10-192.168.1.200/24
dhcp scope 2 192.168.2.10-192.168.2.200/24

# wins server コマンドでは無く dhcp scope option にて指定する。

dhco scope option 1 wins_server=192.168.1.2


 


他にもいろいろと設定できるようで、
設定内容は http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/TCPIP/dhcp-scope-option.html ここを参照すれば書いてあります。

また、コマンド自体の説明は http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/Ver.1.00/dhcp/dhcp_scope_option.html に。

 

たとえば見た感じ、 TFTP サーバアドレスと Boot File Name が指定できますので、
これを使えば緊急時のネットブート用設定も出来そうな雰囲気です。

あと NTP サーバや DNS サーバなどいろいろと個別に設定できるようで
いろいろと、夢が広がりますね。

Windows で sudo なことをする。


みむらです。
とある作業をしているときに見つけたことですが・・。

コマンドプロンプトや Power Shell で作業をしているときに管理者権限が必要になったとき、
いちいち管理者権限でコマンドプロンプトを立ち上げ直したりはしたくないものです。

また、 Shift+右クリックメニュー にて「コマンドウィンドウをここで開く」というものがありますが
このメニューから開いたときに、この画面で管理者に昇格したいもの。

そんなときに使えるコマンドです。

 

Power Shell にて

Start-Process -Verb (Command)

としてコマンドを実行すると、UAC の画面が出てきて管理者権限で起動してくれます。

 

たとえば、電卓を管理者権限で動かしたい場合は、

Start-Process -Verb runas calc

このような感じ。

 

あと、いちいち PowerShell を起動したくない場合は、
Power Shell の引数にコマンドを渡して実行すればいいので、

powershell -command "Start-Process -Verb runas (command)"

こんな感じで使えます。

 

ですので、たとえば Linux で言うところの ”sudo bash” な事をしたいのであれば、

powershell -command "Start-Process -Verb runas cmd"

と、こんな感じになります。

 


いちいちコマンドを叩くにも長いので・・

 

テキストエディタを開いて、下記の内容を “sudo.cmd” として保存し、

@powershell -command "Start-Process -Verb runas %1"

あとはそのファイルを PATH の通っているところに移動なりコピーすれば、
どこからでも “sudo (command)” で管理者権限で任意のプロセスを起動できるようになります。

 

管理者権限が必要なコマンドをよく使われる方、ぜひどうぞー。

Windows 7, 8 での3本スワイプによるデスクトップ切り替えの発表資料 / バイナリを公開しました。


どうもみむらです。

もう12月ですか・・。月日の過ぎるのは本当に早いですね。
私もいろいろなことがありすぎて、もう12月かと。そんな感じです。

いろいろとカッとなって仲のいい人について酷いことを言ってしまったり、
タスクがオーバーフローしてまずい状態になってるのが続いてたり、
今年は本当に反省に次ぐ反省の年だったように思います。

残った一ヶ月で、可能な限りリカバリーをしていきたいです。


 

さて、表題の件ですが、
これは各所の勉強会で2回ほど使ったネタで、
Mac の「3本指でタッチパッドをスワイプすると仮想デスクトップが切り替わる」
Mission Control のあれを Windows で実装してみた、という話です。

 

またこれは Windows 7 や 8 で動作するもので、Windows 10 のそれとはまた別ものです。

 

概要については次のスライドをご参照ください。

– 余談 —

同じネタを福岡と東京でやったのですが、
東京はかなり受けたのですが福岡の反応はイマイチでした・・。

んー。福岡受けするにはどうすれば良かったんだろう・・

– 余談ここまで —

 

 

また実際の動く雰囲気としてはこのような感じとなります

ディスプレイに対して直接描画命令を送って、スワイプしてる雰囲気を出したいなぁ・・(苦笑

 

実際の仕掛けとしては、CreateDesktop と SwitchDesktop を使って
ジェスチャを認識したらデスクトップを切り替えている流れになります。

 

CreateDesktop
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/desktop/ms682124(v=vs.85).aspx

SwitchDesktop
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/desktop/ms686347(v=vs.85).aspx

 

またジェスチャの認識には、
Synaptics 社の開発キットを用いて、タッチパッドの入力を直接取得した上で、
指の本数とその移動距離を取得して判定しています。

直接取得していますので、
Windows のウィンドウフォーカスの問題や、
Windows API レベルでのマウス操作の制約を受けません。

具体的には、仮想マシンをフル画面で表示して、
当然マウスは仮想マシンにキャプチャされている状況においても動作します。

 

その一方で機種依存がありまして
”Synaptics 社製タッチパッド搭載機” と “3本指を認識できるタッチパッド” が必要になります。

 

見分け方としましては、マウスの設定画面から “Synaptics” のデバイス設定に入り、

image

こんな感じで「3本指で・・」という項目があるコンピュータであれば利用可能です。

ただ、古い機種において、ドライバのバージョンの関係から、3本指ジェスチャを認識できるのにもかかわらず「3本指で・・」という項目がない機種も存在しますので、
使用するためにはこの項目があるマシンが必須というわけではありません。

 

また、使用の際はもちろん、この3本指ジェスチャのオプションは OFF でお願いします。
(ON のまま使用されますと、両方のジェスチャが実行され、いろいろと意図しない動作が発生する恐れがあります。)

 


限りなくベータ(もしかするとアルファかもしれない)版ですが、
バイナリデータを公開します。

ソースコードに関しましては、思いつきで書いた関係で私自身にも難読な状態になっていますので
リファクタリングを実行した上で公開致します。

 

検証環境:
マシン:Sony VAIO Pro 13, Sony VAIO Z VPCZ21AJ
OS:Windows 7 x64, Windows 8.1 x64
アプリケーション: VMware Workstation 10

ダウンロードリンク:
http://mimumimu.net/beta/programs/synaptics_switchdesktop.zip

注意事項:
・Windows 10 の仮想デスクトップ機能とは互換性がありません。
(これについてはまた別途、Windows 10 対応版を出したいと思っています。)
・Windows 8.1 において、切り替え先のデスクトップにてストアアプリおよびそれに付随する機能が使用できません。
・IE 11 やその他一部のソフトウェアにおいて、切り替え先のデスクトップで正常に動作しないソフトウェアが存在します。ご了承ください。

 

要望等ありましたら、可能な範囲で対応します・・
https://mimumimu.net/community/
https://mimumimu.net/bbs/

どうも IPv6 の RA (Router Advertisement) は /64 限定らしい。


どうもみむらです。
なんだかんだ、私の家では NVR500 を使って良い感じでインターネットをしていたりします。

YAMAHA NVR500 と OCN でひかり電話と IPv6

ヤマハルータと Hyper-V でネットワーク的な隔離環境を作ってみる

過去に書いたこの2つの記事を見れば、どういう環境かは簡単に想像出来るかと思います(

 

なんだかんだで、 Hyper-V 側に ipv6 環境を持って行かないとなーと思いまして
セグメントを変えて RA (Router Advertisement) を使って配信しようと思ってハマりましたのでメモ。

(どうでも良い雑談をすっ飛ばしたい方は、下の方まで読み飛ばしてください・・w)

 


プロローグ:

まず、何となく適当に、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:cafe::/80

ipv6 lan1/1 address dhcp-prefix@pp2:cafe::1/80
ipv6 lan1/1 rtadv send 1 o_flag=on

こんな感じで書いてみました。

設定としては、
プロバイダから指定されたアドレスのプレフィックス (dhco-prefix@pp2) に
”cafe” というアドレスをくっつけたものをサブネットプレフィックスとして配信する設定。

(o_flag = ON : Other Flag,  これが設定されていると、DHCPv6 等を使ってアドレス以外の情報を撮ってくるようになります。)

 

image

一見、なんとなく良さそうな感じで RA が配信されるのですが、
どうもシステムに IP アドレスが設定される気配が無く。

 

どうしようか・・と思っていた所で、ルータの設定画面のトップページを見てみますと

image

・・・!  “/56 じゃん!” (OCN IPv6)

なら、 /64 としていじればいいんじゃね! ということで、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:1100::/64

ipv6 lan1/1 address dhcp-prefix@pp2:1100::1/64
ipv6 lan1/1 rtadv send 1 o_flag=on

こんな感じで書いてみたところ、(これの書き方については後述)

image

なんかとっても良い感じで出てきたのでにっこり。

もちろん、カメさん、歩きます。

 


原因調査:

・・とはいっても気持ち悪いので、原因を調べることに。

友人に聞くのが早いかな・・と思ったので
いつもいろいろとお世話になっている、あたがわさんに聞いてみることに。

そうしましたらさくっと、
「RA は /64 限定ですよ!」 と。

まじすか・・! ということで RFC を当たってみることに。

 

参考にしましたのは下記の2つ。

RFC 4862 : IPv6 Stateless Address Autoconfiguration
http://tools.ietf.org/rfc/rfc4862.txt

RFC 4291 : IP Version 6 Addressing Architecture
http://tools.ietf.org/rfc/rfc4291.txt

 

まず、RFC 4862 の 5.5.3 “Router Advertisement Processing” を見てみますと、

image

こんな感じでアドレスが設定されますよ、と書いてあります。

でもって、次に RFC 4291 の 2.5.1 “Interface Identifiers” を見てみますと、

For all unicast addresses, except those that start with the binary value 000, Interface IDs are required to be 64 bits long and to be constructed in Modified EUI-64 format.

すべてのユニキャストアドレス(ネットワーク内においてただ一つの特定ノードを指すアドレスのこと)は、b000 (2進数表記) で始まるもの以外のアドレスの Interface ID は、すべて 64bit 長の “Modified EUI-64” 形式で表現される必要がある。

ということで。(訳はものすごく適当です。)

 

ここから考えるに、まず RFC 4862 5.5.3 の図に照らし合わせると、
N は N=64 である必要があって、 “Link prefix” は残った分 (64bit) になるということが読めます。

(※ RA の場合のみ。 DHCPv6 で割り当てる場合は、もちろん自由に設定できます。。)

 

このことから、先ほど上の方に書いたような、 /64 ではないプレフィックスを持った
RA が飛んできても、今のところ RFC と比較した際に誤ったデータであると見ることが出来て、
弾いた、というところが読み取れます。

 

ただ、上の図に挙げたように、
/64 でないプレフィックスの RA を飛ばすことが出来ているところから、
もしかすると /64 でないアドレスの配信も行えるようになるんですかね・・んー。

 


そういえば:

最初の部分のラストで、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:1100::/64

ipv6 lan1/1 address dhcp-prefix@pp2:1100::1/64
ipv6 lan1/1 rtadv send 1 o_flag=on

 

こんな感じで設定を書きましたが、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:11::/64

とかでも動くのでは、と思う方結構いると思うんです。でも動かないんです。。

 

今回のケースだと、プロバイダーから振ってくるアドレスは /56 でした。

IPv6 は 16バイト毎に “:” で区切って表現しますが、
今回の場合はすでに 56 バイト分指定されていますので、

xxxx:xxxx:xxxx:xxoo:oooo:oooo:oooo:oooo

こんな感じ ( o が指定できる場所 ) になります。
また、IPv6 のアドレスでは、高い位の 0 は省略できる事になっています。
(数学や算数での数字の表現と一緒です。)

つまり、 1234:56:7::1  は、 1234:0056:0007:0000:0000:0000:0000:0001 と同値です。

 

・・・たぶんヤマハルータ内の処理プログラムのバグのような気がするのですが

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:11::/64

と書いた場合に一度、 dhcp-prefix@pp2:0011::/64 として展開されるようで、

:xxxx:xxoo:oooo::  の部分に  :xxxx:xx00:11oo:: として当てはめられて、
/64 ですから、 :xxxx:xx00:oooo::  として配信されてしまうようです。

(解析等はしていませんので、何とも言えませんが・・。

 

一方で、

ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2:1100::/64

と書きますと、

:xxxx:xxoo:oooo::  の部分に  :xxxx:xx11:00oo:: として当てはめられて、
/64 ですから、 :xxxx:xx11:oooo::  として配信される、と。そういう感じ。

 

・・・ちょっとヤマハさんの中の人に聞いてみようかなぁと思ったのですが、
どうやら明日から夏期休業らしく・・。どこかで聞いてみよう・・。